【読みモノとして、どう扱いたい⁉️】パタゴニアのカタログを得る喜び。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

【読みモノとして、どう扱いたい⁉️】パタゴニアのカタログを手から得る喜び。

1年間で4〜5冊なのかなっ。シーズンに分けた製品カタログをパタゴニアから送ってもらえるようにWeb登録し、届いた場面からそれまでの文庫本をさっと置きカタログ読みに更けている。

送られてくるカタログは製品の値段が入った「いわゆるカタログ」の要素を持っているのだが、一度でもそのカタログを手にした人はわかると思うのですが内容が濃い。

内容が濃い、というのは「読み物としての面白さ。メッセージ性の強さに独読しちゃう」という事。

今のような情報共有が電子Web等で簡単にできる時代じゃない頃はパタゴニアから送られて来たカタログをザックに入れて、旅先へ向かう機内で読んだり、宿泊地のホテルで寝る前に開いたりして「カタログ」以上の内容を読み更けたものだ。

湿度が高く蒸し暑いインドネシアのラブハンバジョで冷えてないコーラを飲みながらディレイしている国内線を当てもなく待つ。

そんな時こそ「この素晴らしく勇気が湧く写真」に感銘し「写真に写るその場所はどんな風が吹いているのだろう」と予測したくなる碧い海の一枚に気持ちはハッピーになる。

カタログを丸めては、寄って来たハエを叩き追い払い、そしてまた開く。端を三角に折り曲げて気に入ったページはわかりやすく目印にしておき、搭乗した揺れる小さな機内で読み直したりする。

旅の最中に、少し気持ちをあげてくれたり、休ませてくれたりするのが、広大な写真がいくつも掲載され、世界の空気感が身近に感じられるカタログなのである。


今も自宅に送られてくるものと、直営店に行った際、一部いただき旅先に持参するものを用意してはザックに入れっぱなしにしている。

できる事なら、1年の4~5冊を1冊にまとめてもらいたいのになっ、そう思うのは私だけだろうか。

パタゴニアのApp Storeからダウンロードして登録するwebアプリがあり、私もダウンロードして登録しています。


これは数年前から横浜のフィッシングショー時でもブース内に機械を設置しその場でたくさんの方がアプリをダウンロードされていました。
最初は手当たり次第アプリ内をチェックし、何がありどうなっており、そんな事、こんなことが出来るのか、と必要以上に開いてたりしていました。

今でこそ使い方も慣れ、それほど頻繁に開くことはなくなりましたが、それでもMacが開けない状況の時などでパタゴニア製品をチェックしたい時などはアプリから情報を入手するようにしています。

アンバサダーのブログを読んだり新製品の情報を入手したり新しいムービーの追加を確認してしたり、とそれは便利な内容濃いアプリです。
そのコンテンツの一つに「カタログ」をダウンロードしiPhoneで見開くことが出来るサービスがあります。iPadでも同様に行えれます。

それを先日の北海道からの帰りに機内で読んでいたのですが。

なんだろう、私が電子系なおっさんではなく、昭和な紙好きオヤジだからかもしれないのですが、提供される情報は紙もWebも全く同じなのに全然興味がわかないし、情報を素通りして共感したり感受性を持つような気持ちになれていない自分がそこには居たのを気付きました。

紙で感動した、同じ内容です。ページをスクロールし指で開けば、文字は当然大きくなり読みやすいし、問題はない。
ページをめくることも簡単だし、ネット環境が通じていなくても電子ブックとして読めるので本来なら絶対的に便利なのであろうが。

なんか、こうしっくり来ないんだよなぁ。

まあ本人(私自身)の慣れが一番大きいのだろうけど。いつもなら機内でカタログを開いたり、大好きな文庫本を読み更けたり、iPhoneでクラウドを使用して原稿を書いたり…おっと、これだ。

iPhoneのクラウド内に原稿を書き足していくと言うスタイルは本気で便利であり、もうそれがなくては長文原稿の作成も出来ないし「いいぶさ日記」も書き続けることは難しい。

私が本格的に釣りの原稿を書くようになったのは大学3回生の途中頃。出版社から分厚い出版社名の入った原稿用紙と返信用の切手が貼られた茶封筒が送られて来て、鉛筆で何度も手直しをしながら原稿を書いては入稿していた。

原稿用紙に書くタイミングが見つからない場面も多かったので電車での移動時や飛行機内などではノートに原稿を書き綴り、手直しをやりながら大まかな修正をしておき、原稿用紙に書き入れていた動きを20年以上続けて来た。

その途中でワープロでの入稿を強いられたが、編集長と話すと手書きでもワープロ入稿でも打ち直すから同じだし、それまでの原稿用紙で入稿してもらって良いですよ、と言われていたので変えるような事はなかった。

しかし、時代の流れはそうもいかず、原稿もメールでの入稿が当たり前となり、それに対して「原稿の入稿で原稿用紙の場合は締め切り期間が1週間。メールでの入稿なら10日間」だなんて期日の差まで付けられるようになった。
編集部も編集効率を考えてのことだったのでしょう。

そうなれば、もう手書きの鉛筆と赤いボールペンの帳面作業は私の中で削除していかなければならなくなった。

ある雑誌社の編集長に問い合わせたことがあった。「あの●▲先輩は手書きですか?」「その★◯君ってメールで入稿?」こんな質問です。
この質問で私の中でメラメラと火がついたのが私よりも10歳も上の先輩がメールで原稿を入稿されているのを知った時、からです。

それが私とWord原稿入稿のスタートです。
どんな時もMacBookを持参しWordに原稿を書き足す。200×200の原稿用紙を8枚、と言う計算よりもWordページをスクロールすれば、今の文字数が簡単に表記されている。
「これ、強烈に便利じゃん」誤字脱雑字は今だに多いが、書きたい、と思ったことを瞬時に書けるようになったし、検索して調べて確認したすることも簡単に出来るようになった。

それまでは調べたい重要な部分は「コピー」をして赤線を引いていた。言い回しを使いたいと思えば、青線を引いて自分ありの表現に変えて文章内に組み込んで来た。
それがクラウドの出現になり「エバーノート」「iCloudのメモ帳」なんかを使いまくり、必要な文面をそこに残しトイレ内でも電車内でも喫茶店でも旅先でもどこでも開いて文章につなげることが日常的となったのだ。

話は強烈に長かった(笑)。それくらい、文章に対してメールを使うやりとりに拒否反応を持っていたし、苦手意識で避け続けていたが慣れてくるとこんなに便利なのか、と偉そうな口まで叩き始めてしまう。

パタゴニアのWebカタログを見ながら「しっくり来ない。やっぱり紙がいいよ。手触りを意識しながらページをめくる楽しみがカタログなのだ」と言っているが、きっと近い将来、Webカタログはさぁ〜、だの言いだすのだろうなっ。人間、慣れって恐ろしい。

Webで慣れれば、当然紙再生も少なくなるし環境配慮にはなるだろう。ひとりからの意識変更が大切だ。

でもね。
でもあのインドネシアの離島やオーストラリアの熱帯地域でハエや小虫と戦いながら時間を潰すタイミングに涼しくWebページは見てられないんだよなっ。

たまに丸めたカタログでハエを追い払い、暑過ぎる状況でカタログを団扇がわりに仰いで風を受ける心地よさ。

iPhoneやiPadを仰いでも風はそれほど来ないし、ハエを叩き落すことも大変だしね。さあ、どっちを選択しようかな。

スポンサーリンク
patagonia
パタゴニア
patagonia
パタゴニア

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

keitanhiramatsu