【北海道オホーツクからカレイが届いた‼️】身味濃いカレイは北の恵み。

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【北海道オホーツクからカレイが届いた‼️】身味濃いカレイは北の恵み。

パタゴニア

「慶さん、カレイ釣りでミッション完了。送りますねっ」北海道オホーツク紋別のホタテ漁師、光司さんから連絡をもらい楽しみにその日を待っていた。

オホーツクのカレイ釣りは釣り仲間に言わすと「アレは作業です。釣りを楽しむんじゃなく、水深20mもないポイントで入れ掛かりですからね…」と。

真カレイがそんな大量に釣れる事は想像すら出来ない。まさに北海道の豊かな自然の象徴ですね。

店が定休日の火曜日。自宅にクール宅急便で配達されて来た大きな発泡スチロールのケース。中身を開けてみると、何と大量のカレイが…。「こ、この量は…」間違いなく50枚以上送って下さっている。

「密なるカレイ(笑)」強烈なる量…さすが、漁師さん。最初カレイの量にちびりそうになったが、気合を入れて50枚、よしゃヤッタるで‼️と休日を利用し鱗取りと内臓処理開始。

50枚以上のカレイを下処理したこと自体なく、普通の魚(サバやアジ、イワシ)でも50尾はやったことがない。そもそも、これだけ北海道に通っているのに、カレイをゆっくり頂いた記憶がなく(もちろん、紋別の民宿でも頂いたし札幌の居酒屋さんでも食べましたが)味を記憶している訳ではない。

開高健さんではないが「その味を知るなら食べ続けるスタイル」が私も好きなのでこの際徹底的にカレイを食してみたいと考えた。

それにしても50枚。なかなかの量だ。

最初は楽しみながら下処理をしていた。「内臓には何入ってるんだろう?」とか「これ、心臓だなっ。口の近くに肛門があるんだっ」「左ヒラメに右カレイ」を確認したりヒラメの歯とカレイの口内の違いを確認してみたり、と色々探究心が湧いて興味深く処理していたのだが、20枚あたりからどんどん腰や背中が痛くなってきて、下処理も苦痛に変わって来るほど。

まず鱗を表裏とひき、エラを取る。白色側の口横にある肛門に包丁を入れ、エラを抜きながら内臓も引っ張り出す。ここまではまあまあ簡単。しかし、その後に胃袋横の背骨に沿っての血合を指の爪を使ってホジホジし洗い流す。

エラ部分から内臓全てをとって血合までを真水で流しながら洗って終了。ここまでの処理なのだ。それを50強枚。地味な作業を黙々と続ける。

私の母親は港町の出だったので(愛知県常滑市)子供の頃はよく魚を捌く姿を見てきた。家族で常滑の海でハゼやコチ、アジなどを大量に釣っては母親が捌いてフライヤ煮付けにして晩御飯に出してくれた。

その姿を見慣れており、たくさんの魚を捌く姿は母親でもカッコよく見えたのだが、我が家の次男は発する言葉が違う。

「ワォ〜、キモい。お父さんよくやるねぇ〜」…時代なのだろうな。魚の処理はヒラマサかブリ、カンパチばかりを次男は見てきており、この平たい魚はヒラメか?と普通に聞いて来る。

ヒラメもジギングでよく釣って持ち帰って来るので姿様相は見せたことがある。だからヒラメという名称はすぐに出るが、カレイはあまり馴染みのない名称の様で、興味を持った次男はやたらとヒラメとカレイとの違いってなに?を質問して来た。

こうした質問はいくらでも答えられるが柔道の組み手で相四つの上から持たれた時の崩して入る方法は?という類の質問は最近はなるべく答えないようにしている(笑)間違った指導になってはまずいからね(笑)

だからヒラメとカレイの簡単な見分け方を教えたり、食性の違いを教えたりしての家庭科学習をしたのである(笑)そんな事を次男にお手伝いさせながら話して下処理を終わらせた。

今夜から何日かカレイの日。最初にやったのは、カレイの一夜干し。

干物にする事で量を長期保存出来るので腐らせることもない。一夜干し処理もそれほど難しくなく、数時間下処理したカレイを塩水で漬けておく。カレイ身に潮が利いてきたら、キッチンペーパーを惜しみなく使いしっかりと水分を取る。

ヒレの部分も丁寧にしっかりと汚れを取る。意外とヒレは汚れているので、がっしりとふく。

内臓位置にもキッチンペーパーを詰め込んで水分を取る。これが上手く出来れば、干した時に旨みを閉じ込め、腐ることもなく保存できるのだ。

この日はタイミングよく風もあったのですぐに干しておく。天気予報も雨は無いようなので安心だ。早速干しておき、干物は明日以降の楽しみに。

続いて煮付け。これは酒にみりんと醤油の簡単な定番料理で生姜を多く入れるのが私は好き。煮付けは女房が担当してくれ、その日の晩ごはんに。

翌日の晩御飯はリクエストがあり好評だった煮付けと唐揚げ。小麦粉と塩コショウのシンプルな味付けで唐揚げをしたのだが絶品。なぜか写真が無い…。撮ったつもりであったが確認してしていなくてうまく撮れていなかった…反省。

一夜干しも焼いてみた。唐揚げも煮付けも好評だったが、一夜干しもなかなかの味。

少し醤油を垂らすことで、濃厚な身の味がより食欲を唆る深い味になる。酒が進んでしまうのだ。

ここ最近は毎晩カレイなる家庭晩御飯。ムニエルとか洒落たことが出来ないので、悔しいが今夜あたり蒸してみようかと思っている。本当に光司さんに感謝です。今夜も作る楽しみでワクワクしています。

パタゴニア

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keitanhiramatsu