【②10月の北海道行脚‼️気温が分からず、慌てそう】ひと桁気温の洗礼受ける。
朝の外気温4℃…。まだ10月上旬。これが道東なんだよなぁ。
出港時間を過ぎてもスロープから船が降ろせない。スロープ脇には4×4大型車がトレーラーに船を積んでスタンバイ。
何でスムーズにいかないかと、確認してびっくり。海上保安庁が船検備品やら免許やら法的ものをチェックし、1船ずつ確認してるじゃないか。
聞くに、船の免許がない船長がエリア外に出て季節限定の魚を狙っている、と言う。法的海里を越えた2級免許所有者への取締まり、出船前の(最後の)告知、などをしてくれている。そりゃ、遅いわな。
私はレンタカーに積まれたタックル荷物を組んで船が降りるのを待つ。
黙って全ての話を船長と保安庁職員らがしている内容を聞いたが、間違ってもSNSなどには書けない。
しかし、あまりの無惨さを知り唖然としたのは事実。来年はライセンス制度下に於ける強化と内容見直しはきっとあるだろうな。
そこ、気にしてる人は意識しておいた方が良いと思いますよ。
さて、船が降ろせる順番になり、すぐに乗り込んだら出港。
港内はゆっくりが絶対なのだが、遅れて降りた船がすっ飛ばしていく。こいつらをさっさと捕まえたら良いのに…と口では言わず、ブログに残しておく。
流氷止めを越えた辺りから、鮭を狙うオカッパリアングラーの様子が見えた。もんのすごい数の人たち。
近くで釣りしたわけじゃないから、リアルな状況は知らないが、鮭釣りアングラーのマナーは良くなってると言うひと、いやいや見るからに相変わらずな無茶苦茶さだ、と思うひと、それぞれだろうな。
密なんてもんじゃないもん。
この人達が鮭を狙う熱い気持ちがあるならば、首都地下鉄の満員電車通勤も多分きっと、絶対にやっていけるはず(笑)。
あの満員電車で通勤や乗車をやり切る達人と、密を越えたサーフの鮭釣りをやり切るアングラーのハートはきっと同じ(笑)かも。それ位すごい光景が見えたのでした。
船は網走方面へと走る。仕掛け漁具目印の《梵天(ボンテン)》は真横に近い位に寝転んでいる。
船は3ノットで流れ、風と潮が同調しているのだ、と。それは見てわかるが、3ノットはすげえ。
昔、慶良間でそれ位の爆流でドリフトで潜った事があるが、相当な潮。魚は気にせずビュンビュン泳いでいたけどね。
私はこの様子をどうクリアーして魚を当ててやるか。ジグサイズは150gにした。180gだと思っていたが、150g。
こいつを潮上から水深50m平均の環境でボトムを取り、釣りスタートする。使ったメタルジグは《KEI-JIG SHARP 150g》(以後シャープ150g)。
シャープは私が開発したメタルジグの中でも潮に当てながらや、潮に乗りながら、と言った潮との(十の字)で角度決めがしやすい軌道を作る動きがしやすいので潮が強い時ほど動かしやすいのだ。
だから潮がガンガン流れている場合に垂直に引く事が出来、潮の動きがある時程、引き抵抗が少なくなる。
ガミーやfat とは違うしゃくり方が得意であり、トレースゾーンをしっかり作り、魚にアピール出来るのだ。釣果は10kg行かなかったけど、近いサイズと6kg強。これらは次号《ソルトワールド》連載「平松慶のヒラマサワールド」をお楽しみに。
詳しく記載させていただきます。
船は午前中で楽しませてもらった。全てタグ付けしてリリース出来たのも嬉しいのだ。
能取港に戻り、船を上げて終了。私はひと足お先に帰らせてもらい、タックルを片付ける。シャワーを浴びて、ひと眠りした位に加藤ちゃんが迎えにきてくれ、北見の街へ。
この日は《炭火焼 鳥若》さんへ。焼きの鶏肉が好きな私にとって幸せな時間。モリモリと食べさせていただきました。
ここは毎回北見入りしたら食べてますが、レパートリーも多くて鳥好きにはたまんないお店ですね。
朝から始まった沖釣り行脚。大満足、取材も大成功。ホッとしました。
ノリさんはネオン街方向へと消えて行きましたが、これにて私と加藤ちゃんは一次会で終了。
大人しく帰宅。翌日は、トラウトゲームがスケジューリングされています。まだまだ道東行脚は続くのでした。続く