中学生を中心とした、夜の稽古が週2で行われており、外部コーチをしている中学生も稽古に参加しているので顔を出しています。
夏の地方大会で県予選に進めれず悔し涙を流した2年生は次の新人戦に向け、気持ちがこもって来た。
私は指導力は無いが、身体だけは貸せられる。技術的な部分は《指導者の神、福井学先生》が徹底した反復と応用のご指導をいただき、乱取りは私とみっちり。
自分が中学生だった頃の道場で鍛えて頂いたキツい稽古を思い出しながら、可愛い生徒と厳しい乱取り。
3分の乱取りを通しで何本も続ける。最初の数本は力強い技を掛けてくるのだが、4本目あたりから少しずつチカラが弱くなってくる。
そのタイミングで私が動き、出来るだけ乱取り前の反復で学んだ技術を出させる様に仕向けていく。吊り手がズレて来て、引き手が上がらないのもわかる。そんな時は時に厳しくゲキを飛ばし投げ、そして励ます。
この時代、私の時代には無いケアが必要で、継続的な意欲を持たせながら稽古に集中させていくのが大切。こうした声かけや少しのフォローを混ぜ合わせて常に生徒の向上心を引き立たせて稽古に向き合わせています。
先日、自分が育った道場が完全撤去となり、いよいよ私の柔道環境は無くなってしまいました。
中学時代の妹尾道場、中京(現、中京大中京)高校は生徒が殆ど居ない状態、京都学園(京都先端科学)大学は完全なる廃部。
全柔連登録者の柔道人口が右下がりに減少している現状、少しでも柔道を続けてもらいたいし、体験し素晴らしさを伝えていきたい。
大野北中柔道部は伝統ある中学校柔道部。その中に受け持ちの生徒も交ぜてもらいの夜練。有難い限りです。
私の右ふくらはぎの肉離れもほぼ落ち着いて、そろそろ自分の稽古もしたいですが、今は中学生と向き合う事に必死かな。
最近忙しくて中学校部活動には平日なかなか顔が出せません。だからせめて少しの時間でも集中して生徒強化に努めたいです。
夜は涼しくなり、あの暑さからも解放されるので、今以上にガッツリ稽古し、次の新人戦に向けて仕上げていきたいですね。