オフショア用品は釣行後のメンテナンスが重要。
オフショア製品は塩害による問題が常にあるので、ロッド、リール、ルアー、バッグ他ありとあらゆる物をしっかり整備しておく必要がある。
それに比べトラウトゲームなどフレッシュウォーターゲーム(淡水)はどうしても気持ちが緩みがち。
私は一年の内、トラウトゲームをそれほどやり込んではいないので、トラウトタックル整備もあまり意識してはやっていないのが正直なところ。
本来なら、使い終えたロッドの汚れなどをきちんと雑巾等で拭いてやったり、リールにオイルなどを刺してやるのが大切なのだろうが、つい安心してしまい、疎かになっている。
ルアーケースに追加されたルアーを入れる際、軽く整理したり、曲がったフックの交換などはするが、それ自体、ルアーを追加する時だけになっており、まあまあいい加減な状態。
ただ、ウェーダー類だけは、気を使う様にしている。
濡れたままの放置は極力避け、少しでも時間があれば、汚れを洗い流して干す様にしてきた。ビニール劣化が嫌だからだ。
海水でなくても、淡水で濡れたままだとウェーダーの接着面が弱くなったり、カビに繋がる場合もある。
だから北海道から戻ってきたら、まずしっかりと洗い、乾燥させ撥水加工のあるものなどで次の使用に向けケアしておくのだ。
今回は、シーズンオフとなる2セットあるウェーダー類の片付け前のケア。
まずはウェーディングシューズの汚れから。ブラシでしっかり汚れを擦り落とし、乾燥させる。フェルト部分が完璧に乾燥するまで、何日も乾かし水分が残っていない状態にする。
古い方のシューズは合皮で出来たものなので、劣化が始まっている繋ぎ目部分にアクアシールUV+(プラス)で保護した。これ以上劣化が広がらない様にしたいから。
アクアシールUV+、これは初めて使ったのですが、驚く程に使いやすかった(古いんですね、私が)。
20代前半頃、安いウェーダーを毎日の様に使っていて、由良川でシーバス、奥琵琶湖でデカバスで酷使していた。その頃に知ったアクアシールは24時間の硬化時間が必要で。
まだ乾いてもいない状態で使ってはメンテナンスし、それの繰り返し。ソールのフェルトも自分で貼り替えていたから、そりゃ大変だった思い出がある。
でもね、あの頃得たメンテナンス知識が今も残っていて、様々な対応が出来るのは宝かなぁ。そのイメージでUV+を使ったから、そりゃ驚きばかり。
塗った箇所に紫外線に当てたら、20分で硬化が始まり、あっという間にメンテナンス出来ちゃうからね。ほんと便利な世の中になったものだ、と感心。
シューズ、ウェーダーのほつれ部分を補強し、これで安心。
ダナー&パタゴニアのシューズは本革が使われているので、擦れて禿げた部分は念入りに、もちろん全体的に本革部分はミンクオイルで磨いてあげた。
使い終えたままの禿げたシューズに比べ、艶が出て本革にしなやかさが出たのが嬉しい。
パタゴニア公式サイト メンズ・スウィフトカレント・エクスペディション・ウェーダー(エクステンデッド・サイズ)
パタゴニア公式サイト フット・トラクター・ウェーディング・ブーツ(フェルト)
メンテナンスをすると、細かな部分にも目が届く。まだ藪漕ぎでウェーダーに穴は開いていなかったけど、そうした確認配慮も出来、製品を大切に扱える。
トラウトゲームは遊び(現在ルアー製品などの開発は考えていません)であり、鱒と言う魚を勉強したいから、多く川に入っていますが、使い込む事で消耗もあり、これはコレで大切な釣りなんです。
だからギアをしっかり使い、釣りに集中したい為にも来季に向けてのメンテナンスは欠かせない。
新しいウェーダーには撥水加工を完璧にして、メンテナンス完了。
来年も、また5月中旬から北海道の川に入りたい。
海で狙うサクラマスジギングは仕事。対象魚の習性を知る事で新たな製品開発の糧になるし、これまで未知だったトラウト(鱒)の知らない部分が見えて来る。
だから来季もトラウトゲームは続けていきたいし、もっと多くの事を学んでいきたい。
今年一年使ったウェーダー類。半年間、ゆっくり休ませて来季にまたフル活用させてもらいます。