【なぜか、釣れる‼️ルアーカラーは魚にどう映ってるのか⁉️】オーロラ/イエローチャート分析してみる。

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「理由がわからないけど、事実なんですよね…」釣りの世界であるある、な話。

ルアーに着色されたカラーの話です。

ルアーフィッシングというゲーム(釣り)は疑似餌を泳がせて誘い、フィッシュイーターの魚を狙う釣りのスタイルです。

例えば雑食系のフナなどをルアーで釣ろうと思っても、一般的には釣れません。確率的には、繁殖期に攻撃的になっていてルアーに装着されたハリが擦れて掛かると言う位。

「エサ」としての認識として、まず口は使わないと言われています。

では、フィッシュイーター(ルアー対象魚)が好むエサは…。

…となれば日常捕食している小魚(ベイト)類がそうであり、ウロコに近いシルバー系のカラーが効果的だったり、捕食しているエサに近い色が好まれます。

また、ルアーフィッシングの特徴で「目立つカラー」と言うのも釣れるカラーとして認識されています。蛍光カラーや金色、グローと言ったカラーがそれにあたります。

ただ、私は「ルアーの色」自体に対してあまり興味と言うか、信憑性に欠けている思いを持っています。

なぜなら、メタルジグをテストする際に、メタルジグの形状を考え、引手側(アングラー側)からの効果と、魚からみた側(ベイトと認識してもらえるか)の効果をどちらも考えて成形していきます。

この時に一番重要視しているのは、引手側がメタルジグを動かす際に発する波動がどれだけ出るのか。と言う部分です。

このテスト効果として、例を上げると水深100mにメタルジグを落とします。

落としたメタルジグに着色はなく、ナマリの無垢材で動きを確認します。この時の最重要視するのは、ジグをアクションした時に、どれ位ジグから水波動を出す事が出来るか、といった部分です。

水深100mで魚を寄せるのは、魚が持つもう一つの目と言われている「側線」で感知し動いているもの、波動を出している生き物、と認識します。

そこを徹底してテストでは意識しておかなくてはなりません。

どれだけ美しく塗ってあるメタルジグでも釣れるジグの要素は、魚がエサと認識出来る波動が出せるか、と言う部分。美しさだけでは、魚はメタルジグに興味を示してくれません。

ナマリ無垢材でテストするのは、これを確認するためになります。

浅いエリア(層)ではどうでしょうか。

サクラマスのジギングで私が感じたのは、サクラマスなど産卵に戻るための海での狙い方として《エサの捕食、他魚への威嚇》が考えられます。

太陽光がまだ斜めに指す時間帯は、ベイトへの執着もあり、エサとしてメタルジグを追います。暗い内でも、ナチュラルタイプのカラーに口を使ってきます。

これが、昼近くになるにつれ、ナチュラルタイプのカラー以上に、派手目なカラーへの執着が強くなる傾向にあります。

《捕食と威嚇》論はサクラマスの原稿を書いた際にこれまで説いてきましたが、こうした捕食(釣り)パターンも頭には入っております。

パタゴニア

ここからが、難題なのです。

弊社K-FLAT株式会社製品のメタルジグカラーNo.41に《オーロラ/イエローチャート》と言うカラーが限定枠であります。

カラーNoからして、定番ではなく限定で後ろの番手になります。オーロラシリーズを出してから、後発で追加したカラー。

なぜ追加したかと言うと、これがまた「ふとした何となく」な思い付き。

その発想は、東京湾で釣れているシーバスの釣果を見て。

東京湾シーバスは日本で屈指のフィールドであり、運河やストラクチャーなどの多さからもポイントが非常に多いので、生息することも、狙う側の楽しみ方も多い。

広大なサーフなどの狙い方では無い面白さも持ち合わせており、人気ゲームになっている。だから釣果画像をよく目にすることとなり、そこで感じたのが「レッドヘッドにチャート、これなぜ釣れるのだろうか」となったのです。

早速、シーバスに詳しい仲間のアングラーに聞いて見た。

その方も、もちろんシーバスを狙う際に「チャートカラー」は使っている。なぜ釣れるのか、を聞いて見た。答えは…「わからない」であったのだ。

ガイドもやっており、実績あるカラーだから、といった具合にもしかしたらルアーを進めているのかも。

生態系に合わせた答えではなく、簡単にいえば「周りで釣れているから。過去の実績があるから」位の返答だった。

これでは答えの追求にならない。

私は若い頃ブラックバスゲームに没頭していた時期があり、その頃を思い出してみると、バスの反射食いが一番近いのだろうか。

ワームですら「チャートカラー」は存在する。ウォーターメロンやナチュラルプロブルーが琵琶湖での私の定番カラーであったが、フラグラブのチャートはやっぱり持っていた。

それほどにバスの世界でも「チャートカラー」は昔から存在していた。この時点で簡単に終わらせれば「昔から効果的なカラーだから」で終了できる。しかし、それでは納得がいかない。

オフショアゲームでは、水深100mをメタルジグで狙うことは当たり前のこと。

水深100mって色の判別は果たして付くのだろうか。そこが矛盾であり、今回の悩みに繋がっていくのだ。

そもそも「魚眼」というのは、どれ位の視力を持っているのだろうか。

魚がもつ識別に対しては、太陽光が届く水深では反応する実験が多くネットでも上がっている。

自身の知恵にも得ているし、理解しているつもりです。であれば…水深100m、もしくはもっと深くで見分けられる魚眼の追求に対する発表を知りたいのだが…。

YouTubeなどで水中カメラなどをジグと水深に合わせて沈めて、ああだの、こうだの、と解説している作品もいくつかありますが、これはあくまでもその水深で「人間が見た状況でのカラー判断」になる。

以前お付き合いしていたアングラーがやたらその辺りを頑張って話してくれていましたが、私が知りたいのは、科学的根拠。

魚類学者が発表した「水深100m以上のチャートカラーは、ヒラマサはこんな色に見えてるんでっせ」的内容。

人がGoProと一緒に沈めても、それは人が見た判断。だから、そこそこにふむふむと流しながらスルーした覚えがある。

魚がどのように感じているのか、を追求したくて面白いことをこれまで色々と体験してみた。

GTが釣りたくて、釣れるポッパーのポップ音ってどんなのだろうか…と遠征先のホテル大浴槽で一人が潜り、一人がポッパーを引く、なんてこともした。

これ、人間って鼓膜があるから魚とはまた違う聞こえ方になりますよね。若気の至り、です。

わかりやすいのは、魚探を付けた船の下で人間がどのような事を知るのか。

経験が多いダイバーなら皆さんお分かりだと思うのですが、船の下にいると、ものすごい振動音が身体に刺さるように伝わってきます。

魚探の強度を上げれば、さらにその感度は強くなります。

私は脊髄を手術しており、頸椎と胸椎の大突起を7つ切除しています。わかりやすく言えば、首の骨は脊髄神経に直接伝わる身体、なのです。

大浴場のポッピングも船の下でのダイビング時でも、脊髄が感じる反応はもの凄いものなのです。

水中で魚を観察している時、遠くで船が走っている水中音もよく伝わってきます。耳では感じ取れず、首の傷が感じてくれます。

この船音が魚探の音も含めて魚がきらい「スレた」となるのだろうかと私は勝手に思っています。

逆に観光船などは魚が感じ慣れたエンジン音が来ると、浮上して餌付けの成功例にもなっています。

こうした「事実に基づく結果」がどうしても知りたい。釣りの世界での「理論付け」を科学的証拠で確認したいのです。

だから「なぜ、水深100m以上のエリアでチャートカラーが釣れるのか?」を知りたい病におかされているのです。

釣果での報告はよく聞いています。

チャートカラーの効果で爆釣報告。ショップさんでも好んでご注文をしてくれるカラーとしてデータが出ています。

しかし釣れる効果の決定的内容は、全く無いのです。実際に体感しているアメマスが濁った河川でチャートが良い、というくらいのデータではなく、青物の深場での色認識力が知りたい。

これからも釣りを続けていくので、この課題は持ち続けていきたいと思っておます。

では、なぜチャートカラーは釣れるのでしょうか。

これだけダラダラとあれこれ書いておきながらの締めでこれは無いだろう…と言われそうですが、今の所、こんな意見でまとめさせて下さい。

何かわかった時点で、どんどん更新していきたい。この文章が悩みのスタートであり、その後の展開があれば、それに繋がっていくのだと思っており、ご理解ください。

パタゴニア

私が思っている《No.41 オーロラ/イエローチャート》が「釣れる色の仕組み」とは…。

●アングラーが信頼している。また信頼している人から勧められ、使う。
⬇︎
●そのカラーを使う回数が、多くなる。
⬇︎
●魚が居る層(狙う層)にそのカラーのジグが入っているから。
⬇︎
●釣れるタイミングが増える。
⬇︎
●必然的に使う回数や、魚影の反応に多くそのカラージグが入り、魚が口を使う。
⬇︎
●それをみて、他アングラーも真似をする。
⬇︎
●更にそのカラージグが多く海に落とされる。そのカラージグで狙われる。
⬇︎
●「釣れる。」こうなると口コミも広がる。多くのアングラーが使い始める。
⬇︎
●●アングラーが信頼している。また信頼している人から勧められ、使う。

と、こうなる訳だ。

だから、ヒラマサやカンパチ、キハダマグロがどうしてもチャートカラーを食いたいと動いているのではなく、確率の問題で、ケイムラの様な釣れる根拠はここには存在しない。…と思っています。

ヒットカラーって、どこの地域にも、どんな釣りにも存在するし、伝説にすらなっています。

「No.16 グリーンゴールド/腹グロー」というカラーを定番にしましたが、これもご当地からの熱いコールから定番化されたもの。

「No.8 シルバーピンクライン/腹グロー」というカラーは、有限会社ホッツ・スポンサー時代の《KEITAN JIG》で提案し、世の中にリリースして今では他社ルアーにも塗られているカラーです。

あのキャンディーカラーでなぜ魚が釣れるのか、という根拠も当然ありません。

でも、アングラーが使って心地よいカラー、もしくは気持ちよく使えるカラーで、使う回数が増え、ヒットする確率も上がり、他社まで真似てしまうといった現象に繋がっていくのだろうなぁ、と私は思っています。

No.15 ヘッドグローなどもそれに言えるカラーですが、あのカラーには根拠があります。

《ヘッドグロー》についての動画が下記になります。

https://youtu.be/AC3Gw5reA7c?si=VNynHHWzh4FEBrRk

それはまた次の機会にお伝えしていきたいと思っています。

今回は、自論による《No.41 オーロラ/イエローチャート》がなぜ釣れるか、という内容でした。またこうした内容も綴っていきたいと思っています。

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