【ホームBBQの手際良さに圧巻】北海道北見市は焼肉の街。外音はカエル鳴き声のBGM。
「北見って焼肉の街ですよね。家庭BBQやるのって無理ですか?」と昨年春の釣行時に望月タカちゃんがローカル仲間に提案したのです。それから1年。リクエスト通りの開催となったのです。
少し肌寒い位で手に取れる程の星空をみながら食べる焼肉。北海道の黒松内町で体験した、あの夜空の再来を実は楽しみにしていました。
…しかし今回の北海道行脚期間、全行程で雨。更に夜は特に強く降ってきて当初お願いしていた加藤達也さん宅(訓子府町)では厳しくなってきた。
「ウチで良ければ、どうですか?」と西森隊長(訓子府町)が声を上げてくださったのです。西森隊長宅はタマネギ農家さん。農機具を収納する巨大な倉庫(という呼び方で良いのだろうか)なら出来るという。これほどありがたい事はない。
開催地を西森隊長宅に変更し《北見焼肉パーティー》が開催されたのです。
この日はバックウォーター元代表の辻さん、釣り仲間の金やん、久積かっちゃんも参加。加藤ちゃん、隊長は北見まで食材を買い出しに行って下さり準備は万全。
更にカトちゃんは生ビールサーバーを用意してくれており、隊長は自分製タマネギを準備してくれた。辻さんは焼肉のタイミングで、と白菜のお漬物、かっちゃん、金やんも巨大なお肉を調達してきてくれていた。相当な食材に、ただただ驚くのだ。
会場となった西森宅農機具倉庫は、関東の人間なら間違いなく圧倒されるスペース。イメージでいえば、夜間でも出来る巨大テニスコートが2面は楽勝に取れるスペース。体育館みたいな倉庫と思って下さい。
そこに農業で使われる恐ろしく大きい農機具や大量の資材などが積み上げられており、スケジュールの違いに圧巻された。その空間に入った時、ぐるっと全周を見るだけで口が開いたままで呆然としてしまうほど。
隊長宅周りは、全てタマネギが植えられていて広大すぎる…。お隣までの距離は?と聞いてみたら「一番近い家で1.5kmあります」って…。全てが我々が求めていた【The北海道】をリアルに体験させてくれたのもありがたかったのです。
定刻通り19:00頃から焼肉パーティーはスタートになりました。ひとりは農業用カゴでグリルを囲む様に椅子を配置し、ひとりは大きな2つのグリルの火起こし。炭にしっかり火が付くまでブロワを使い強烈な風量で火力を作る。
これをひとりだけでなく3人で手際よく火起こしをする。私が自宅でBBQをやるならば、火起こしは団扇(うちわ)でパタパタとやるのが主。ブロワを何機も出てくる事も唖然としたし、それを道民アングラーは全員がスマートに使いこなし「出来る人」の姿。
かたや関東3人組は、何をどうやってよいのか、そもそもどんな手伝いをすれば良いのかすら分からず、テキパキと動くみんなの姿に魅入られてしまったのでした。
種火が出来、いよいよ網にお肉や野菜が載せられていきます。ここからは私たちもお手伝いではなく参加が出来る様になってきました。大きなグリルが2基、それを囲む様に8人がワイワイと始まります。
セルフで生ビールをみんなが楽しみ始め、私はマイボトルでハイボールをグビっと。お肉と同時に、ピーマン以外にも巨大なししとう、そして西森隊長作タマネギも豪快に焼きます。アスパラも網にのる。私は野菜焼きに感激しました。
特にお気に入りになったのはピーマンを切らずに丸ごと焼き、焼き色がついてシナってなったら、それを丸ごと口に入れる。口の中でピーマンの旨みが何となく鰹節風味にも感じられ、絶品。
牛肉はみんなにお任せし、カトちゃんが気を使ってくれ私には「み肉」(セセリ)を用意してくれていた。ありがたい。ピーマン、タマネギ、ししとう、み肉でハイボール。
雨が降り外気温は10℃程度しか無かったけど、レインを着込み釣り談義に盛り上がり、熱い格別な至福時間になったのでした。
畑の畦でなら立しょんOKの許可も出た(スペースは決まっていたからご安心を)のですごく遠くに見える隣宅の灯りをみながら。空からは大粒の雨が降ってきているから星は見えない。これがもし快晴だったら…と考えながらヨウヲタシタのでした。
美容師の芳賀さんが少し遅れて来てくださった。手打ちそばとタコスを作って来てくれたのです。そば打ちからやり、湯掻いてくれたもの。タコスは生地から焼いてくれ、中のお肉も自宅で煮込んで作ってくれたもの。
焼肉が落ち着き始めたタイミングでの差し入れに、更に全員のテンションは爆上がり。これほど素晴らしく楽しい焼肉パーティーは初めてでした。
暑くなく、寒過ぎることなく、そして蚊などの虫も全く居ない、更には無駄な外音がゼロ、黙っていると空間に吸い込まれていきそうな静かさに魅了された夜。
ただみんなが笑い合い、語り合いと、時にパチリ、パチリと炭火が爆ける音も関東では絶対に体験出来ない貴重な時間を北海道のアングラー仲間はプレゼントしてくれたのでした。
TVもラジオも音楽も一切いらない。畑で大合唱するカエルの鳴き声だけが最高のBGM。素晴らし過ぎて感謝の言葉も簡単には出てこない。望月タカちゃんは「また来年も迷惑でなければお願い出来ませんか?」とストレートに気持ちを伝えていた。
「焼肉は毎週位で夏はやるから、慣れてるし良いっすよ」とカトちゃんが応えてくれる。最後まで感激の夜だったのでした。
忘れられない夜、本当にありがとうございました。








