【フェルトソールとラバーソール】パタゴニア&ダナーウェーディングシューズ履き比べ。

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【フェルトソールとラバーソール】パタゴニア&ダナーウェーディングシューズ履き比べ。

近年トラウトルアーゲームにハマっている《平鱒渓》。

平松慶を【平鱒渓】としてふざけているのですが、主に、あっ!イヤ!100%トラウトルアーゲームのフィールドは北海道だけにしぼって楽しんでいます。

そうなんです、北海道でしかトラウトルアーゲームをやっておらず、仲間内からは贅沢者だの、本州でマスゲームが出来なくなるぞ、管釣り行って練習しろ!なんてイジられているのです。

更にいうと2025年、本年度から見様見真似でフライフィッシングまで手を出してしまっており、海のルアーマンとしての顔は徹底して仕事現場、川や湖に立つ顔は完全なるリフレッシュタイムとして使い分けています。

実を言えば、海の釣りに対して更なる「引き出し」を増やしたい事、釣りの感性を高めたい事、これらを伸ばしたいからというのがホントの理由なんですけどね。

パタゴニアから数年前にリリースされた【パタゴニア社&ダナー社ウェーディングブーツ】発売時にオフショア(船の上)で穿いて欲しいとラバーソール(※以後ビブラムソールで通します)タイプを提供して頂きました。

当時はオフショアでよく使用していたのですが、実は送っていただいたブーツのサイズが私のデカ足に若干キツさを感じるサイズだったので、冬場など近年はあまり穿いていなかったのでした。

【パタゴニア&ダナー社ウェーディングブーツ】発売となり、ウェーダーとシューズをトラウトゲーム用に新調。

それを身に付け北海道のフィールドで楽しくトラウトゲームをさせてもらってきたのですが、シューズのタイプはフェルトタイプ。

「水の中を歩く」という概念に私はフェルト底タイプしか選択はなかった。ダナー社コラボ以前のウェーディングブーツもフェルト底タイプだったので全く違和感がなく当たり前の様にフェルト底タイプで活動してきました。

それがあるタイミングで「平松さん、ビブラムソール良いですよ」とそっち筋の経験豊富者からアドバイスを頂き、半信半疑だったのですが、今回北海道 黒松内町での釣りに使ってみたのです。

私は先にもお伝えした通り、トラウトゲームは完全なる素人。だからあまり偉そうな事は言えないのですが、初心者なりに穿き心地や穿いた違いなどはお伝え出来るかと思って今回のテーマにしてみたのです。

素人《平鱒渓》が感じたフェルト底タイプとビブラム底タイプ(ソール)の所感をストレートに書いてみようと思います。

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《良いなぁ、と感じた事の感想と解説》

●川へのエントリー時、だいたいの場所は橋のサイドから藪漕ぎに近い状態でのエントリーが多い。草には夜露などで濡れている場合も多く、間違ったら滑りながら降りていくパターンすらある。
その時にビブラムソールはガッツリと土を噛みながら90kgある私の身体を支えてくれた。

フェルト底タイプがこれまでのスタイルだったので、グリップ力がビブラムソールの方が上がってるなぁ、と感じました。

●川の支流に入り、身を屈めて登るように釣り上がっていく際、石にコケが着いていたのでビブラムソールだと滑るかなぁ、と足裏を石にゴシゴシして確認してみた。これが意外と滑り難い。

川に露出した岩へのアプローチもグリップ力がしっかりしていて、予想以上に動きやすかったと実感。
あくまでも支流でのフィーリング調査だったので、湧別川など押しの強い本流ではどうなのか何も言えないのですが、膝前後のフィールドが続くエリアならビブラムソールの方が良いなぁ、と実感。

それと、やたらと滑る川底の網走川などはどうなんだろうかと考えてしまった。多分底質が違ったり流れる水系の養分等の違いでよく滑る記憶があるのだが、それにはビブラムソールでの対応がまだないので次回の北海道釣行で体験してみたい。

●川から戻る際、エントリーした場所から橋に登る時に強く感じたのが、降りよりも登りやすいという事。
釣りを終え、川から数人で橋に上がろうとすれば、それなりに着地点が濡れてしまい、土場がぬかるむ。それでもしっかり登れたので、ビブラムソールへの信頼度が高くなりました。

フェルトだと間違いなく滑るだろうなぁと思える場所をしっかり登れた安心感は大きいのではないでしょうか。

●相当前の話ですが、パタゴニア製品のリーフで穿ける様なウェーディングブーツで富士山登頂した事があります。

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ウェーディングブーツで富士登山したのは、きっと私くらいだろうと勝手に思っていますが。
足首の固定とソール(ビブラムではないラバーソールでした)のグリップ力で富士登山時に選び、それが成功だった事を思い出す。

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登りの岩場をいくつも越えていかなくてはならない環境、また下山時は急斜面の砂底を降らなくてはならない場面でも安定したソールの感覚に驚きました。

●フェルト底タイプに比べてビブラムソールタイプは靴裏の乾きが速い。
当たり前なのですが、ソール生地がフェルトであれば、いつまでも水分を含んでおり乾きにくい。それに比べてビブラムソールは靴裏の水分が真夏だったのもありますが、すぐに乾く。

3日間連続して実釣後シューズを干し、翌朝ソールをチェックした。当たり前によく乾いており、戻りの飛行機での機内預けでも水漏れ等の不安が解消され安心して預けられたのでした。
これは帰宅後の掃除メンテナンス時も同じ。これまでずっとフェルト底タイプを使用してきたから、アフターメンテの面倒くささを知っている。

乾きにくいフェルトに比べて、簡単に言えば、ソール部分だけでも早く乾いてくれる。こんな些細なことですが、嬉しく感じられたのでした。
メンテナンスでソールの貼り替えはどんなものなのでしょうか。費用的なものや日数など。学生時代、フェルトソールを自分で何度か貼り替えましたが、相当めんどくさかったし、接着面がうまくいかなかった思い出があります。

●フェルト底タイプとビブラムソールタイプの足にかかる疲労度ですが、これはどちらも変わらないなぁ、が直感でした。

靴底だけがタイプの違うものを試してみて、明らかにどちらかの方が重く感じたり足裏が痛くなったり、そもそも歩きにくかったり等の誤差はなく、私にとって疲労度はそれほど差はないと感じたのでした。

●余談ですが、海外釣行を考えているなら、フェルトタイプはおすすめしません。入国審査後の荷物チェック時に運動靴でしたがソールをチェックされ、シューズの持込入国させてもらえない国があります。

オーストラリア、ニュージーランド等は持ち込みシューズのソールをしっかりチェックされました。ウェーダー関係だけでなく、一般的なシューズ類自体が厳しいのでご注意下さいね。これはゴルフシューズなども対象の様です。

※国際空港 検疫 シューズ でググるとAIがわかりやすく説明してくれます。

こんなテストを自分なりにやってみて、今回あらためてフェルト底タイプよりもビブラムソールの方が良いと感じました。

車からポイントエントリー口までの舗装された道、砂利道、等の歩行差や違和感も無かったし。フェルト底タイプの摩耗減りの心配も少なく、ガシガシと歩いての時も不便はなかった。

ただ、今年の冬に予定している雪エリアでのエントリーはどんなものなのだろうか、と今から考えています。

雪へのグリップ力の差。これも試すのが楽しみです。

今回書いた内容は、あくまでも私自身で感じた所感ではありますが、思った以上にビブラムソールの良さに満足し、それとは逆にフェルトソールへの絶対的な安心が少し崩れたとも感じました。

個人差はあると思うのですが、私が得た体験談として残しておきたいと感じています。

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