2018年【ガサガサ大作戦!】近所に流れる用水路に水が入った。次男と調査開始!

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2018年【ガサガサ大作戦!】近所に流れる用水路に水が入った。さっそく次男と調査開始!

我が家周辺は神奈川県を横断する一級河川「相模川」から豊かな水量で田んぼに水が運ばれる田園が広がるエリア。

夏になると大雨が降れば道路にザリガニが横断し、夜はカエルの大合唱。
最近はこんな雰囲気がとても心地よくなって来たほどで、どんどん「座間化」し始めている小生。次男もそんな環境で育っており、生き物への感心は特に強い。

水中生物が好きな様で6年生になっても「釣りにいきたい」「相模川でガサガサしたい。お魚キラー(魚捕り網)を仕掛けたい」と小生が動き出したくなる様なキーワードをいくつも列べて来る。

土曜日の午前中。次男から直訴されたのだ。
「行こうよっ、父さん!」これには仕方なく付き合う事に。5月のGWに近所の用水に田んぼ用農業水が入り出した。自宅横はその水源となる取水ポンプがあり、相模川から分岐させるようにと水量を調整するポンプがグワァグワァと音を立て大量の水を流している。

これが始まる事で田んぼに水が入り、自宅前の道路は耕耘機で渋滞する程となる。

さっそくタモとバケツを準備し次男と行動開始。毎年必ずチェックする用水路から状況を見に行ってみた。

田んぼでは忙しく農作業をする方々が小生らを気にもせず動き回っている。畦道を轍に沿ってふたりは歩きながら農作業中の方々に挨拶し、奥に、奥にと入っていく。

「ここだ…」次男がお気に入りのポイント。
毎年良型のドジョウが大量に捕れる。モエビも常に大量。そんなポイントだ。次男は近所の子らにも内緒にしているポイントらしい。仲間同士でガサガサに来ても、このポイントだけは教えないと言う。

小生も小学生時代から魚釣りで動き回っていたガキ大将だったので「秘密ポイントは教えない心理」は充分理解することが出来る。
人気の池でもセルビンを沈める場所は決まっており、そこには近くに流れ込みがあったり、水草が生い茂っていたり、大きな岩が近くに沈んでいたり、と何か「秘密事項」が存在して魚やエビがいつもいっぱい集まる場所ということを知っていた。

自分ひとりで見つけた秘密の場所。それも「なぜ魚やエビが集まるのかを子供ながらに分析してわかった結果」だから声を大にして言いたかったのだが、釣果(漁獲量)が減るのが当時とても嫌であったし、仲間にポイントを荒らされるのも嫌だったので絶対に言わなかったのだ。

この心理は次男と全く一緒なのだろうと思う。…この親あって、この子あり、か(笑)

「お父さん、このポイントはねっ。流れ込みに溜まり(淵)があって、左右から流れて来た用水をひとつに纏めているからたくさん捕れるんだよ。それにね、草が多いの。だから影が出来て、その下にエビやドジョウが溜ってるんだよ」こう説明してくれた。

もし「ガサガサ捕り」という学校教科があるのならば、この答えは100点をあげたい。

まちがいなく100点だ。よくこの秘密の用水を分析してるなっ。そう思えた。しかし、小生用水を覗き込んでみて「あっ…」と思ったことがあった。

それは「水がまだ若い」のだ。
田んぼに流れ込んだ栄養素が大量に含まれた水質ではなく、相模川から取水したままの水だ。これではモエビやドジョウ、ハヤにザリガニ、といった生物がまだ居着いていないのでは、と直感した。

次男はワクワクを押さえきれないほどを身体中で表現しているのが見て取れる。次男、さっそくタモを入れてみることにした。

「あれっ、捕れないね」ゴミの質も違う。
あの腐りかけた植物の根などは一切タモに入らず、当然ドロなども入らない。2回、3回とガサガサしてタモをチェックするがダメ。収穫なし。

「貸してごらん」父親の出番だ。
タモを凹凸のある場所にそっと置き、小さなタモで追い込む様にしてガサガサしてみた。

「わっ!お父さん、スゲッ!ドジョウだよっ」かろうじて1尾、ドジョウが捕れて面目を保つ父親。
少しは入っている(生息している)だろうが、この状態では産卵や捕食して育っています、という環境ではまだない。

田んぼで冬眠していたザリガニや相模川から流れて来たエビ類も全く育ってはいなかった。

「天(次男)、まだ早かったねっ」その意味はきっと次男もわかっているだろう。その後、気になるポイントをいくつか回ったが、どこも収穫はなし。

捕獲したドジョウをリリースし、今年初となった【2018年度第1回ガサガサ大作戦!】は終了。
梅雨となり、蒸し暑くなった頃にもう一度このポイントはトライしよう。そう話しながら次の【ガサガサ大作戦!】に期待を膨らませたのであった。

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keitanhiramatsu