【自作オヤヂ弁当でお昼満腹】経費節約、食欲旺盛、健康維持。毎日クッキング。
晩御飯のおかずを作る事は以前からたまにやっていたが今年の4月から次男が中学生になりお弁当持参を切っ掛けとして毎朝次男のお弁当を私が作る様になった。
長男が大学生となり大阪に行ってから気付いたのが子供達との接する時間がこれまで殆ど取れていなかったこと。
柔道の乱取りなどは長男とも中〜高校生時代にやり始めたのだが、長男の成長期はほぼ自宅を空けてきて「魚釣り」が全てを支配していた時代。
だから子供達の趣味だけに限らず食べ物で好物や嫌いなもの、そういった生活感での習性なども見事にわからなかったのだ。
何とも情けない親…。これではダメだ、と気付いたのも遅く、長男は遠く大阪で生活を始めており、次男に眼を向けるだけでもまだ遅くない、と痛感しお昼ご飯のお弁当を自宅にいる時は必ず作る様に始めたのだ。
今年の春、次男のお弁当を作りながら長男が大阪から教育実習生で2週間帰ってきた時に長男のお弁当を作成した。
女房は久々に帰省している長男のお弁当を作りたそうであったが、しかしそもそもの私のお弁当作りの切っ掛けを知っているから、それ以上は口出しをしてこなかった。
長男は何〜何が、好き。次男は、これが嫌い、あれが好き…。今だにわからないのであるが、それでも中学校から下校してきてお弁当の中身がどうだったか女房に聞くと「空だったよっ」という結果がやはり一番嬉しくて。
このちょっとした事で嬉しいんだよねっ。俺なんて、単純なもの(笑)
梅干しを白米に載せて持たせたら、梅干しだけ残ってきた…そんな事や、だし巻き卵が残されてきたときなどは直接確認までした。
「だってさっ。毎日何だもん…」一瞬贅沢なことを言うなっ怒と思ったが、インスタグラムで毎日のお弁当を記録として残しているので数えてみると2週間毎日欠かさずにだし巻き卵が入っており、そりゃ飽きるよな、と自負したこともあった。
100円均一ショップに出かけ、インスタグラムでお弁当繋がりになった世の奥様達が作る弁当を学び、そこにある例えば絵文字顔文字になる様なスタンプカッターやハム切り文字カッターといった遊びの様なデザインをお弁当に含んでいく器具も知り、そうした物を使って毎日のお弁当を楽しませる様になった。
最近は「今日のお弁当、コレが美味しかった。アレはもうやめてね」などのリクエスト、というか意思が聞こえる様になってきた。コレは嬉しいこと。
食べて楽しむ時間。学校のお昼時間はみんなでワイワイ楽しんでいる様で次男のお弁当をみては女子が微笑んでくれたり、突っ込んできたり、と色々ある様でそれを聞かされる私もいつしか楽しくなってくる。
長男にはそれをやってあげることは一度もなかった。やろうとする気もなかったし、そもそもお弁当は女房が私が寝ている間に作るものだ、と思っていた。
たくさん反省した。考え直すことが多かった。
こうした反省もあり、教育実習生期間は長男のお弁当も作り、美味しかったよとは聞いたが、さて長男はどんな報告を2週間女房にしたのだろうか。これはいつかきっと聞かせてもらいたいなっ。
次男とはサイクリングなんかも一緒に早起きして行くので、その時にお弁当の話にもなる。
「コーンバター、隣の女子に取られた」だの「ピヨピヨ隊(竹輪を使ったひよこを真似たおかず)が可愛いって言ってた」だの聞かせてくれる。
その都度に嬉しさがこみ上げ、さらなる作成意欲が沸くのだ。
こんな弁当大作戦をこの4月から繰り広げており、その流れで晩御飯のおかずまで楽しく作る様になってきた。インスタグラムで確認すると100個のお弁当を掲載することが出来た。
私はお店から帰宅するのが20時過ぎだけど、次男は出稽古で留守の時が多く、また塾にも行っており晩御飯は22時近く。
もちろん出稽古前に晩御飯を食べて行く場合もある様なのだが、基本稽古から戻ってからのご飯になる。
その時に向け、女房が大まか作っておいてくれるのだが、私も追加のおかずを準備。
例えば、トンカツを揚げるだけの準備が出来ていたら、親子丼の具材を作って見たり、業務スーパーで激安販売されていた鶏の皮を甘辛く焼いたりして一品増やしておく。
そうすると決して贅沢ではなくて、でも食卓が豊かになり家族の少ない時間が楽しくなる。
そんな時はお弁当ネタ、サイクリングネタ、学校ネタ、柔道ネタ、塾ネタ、とどんどん反抗期になってきている次男の口を開かせてやる様にして家族のコミュニケーションを作る場面にしている。
長男とは出来なかった。先日のサイクリング時も次男から「お兄ちゃんともサイクリングしたの?」と聞かれ、本当の話は出来ずであった。
当然、一度もしたことはない…。
私自身が外にばかり目が向いていた時代。その頃にもっと長男とも接しておきたかったが、これも時代の流れと自身の反省だ。
この春で大阪から長男は帰ってくる。長男と魚釣りに出かけたり、もしかしたらサイクリングに出かけたりするかもしれない。しかしあの頃の少年時代の長男とは接することはもう出来ないのだ。だからその反省も含めて次男とは猛烈に遊ぶ様にしたい。
お金はない。お金を掛けない徹底した遊び。それを次男が付き合ってくれるまで楽しみたいな。それが晩御飯のおかず作りやお弁当作りにも繋がっていると私は思っている。
明日のお弁当メニューは、何にしようかなっ。ちなみに、ここ最近は自分のお弁当も楽しみながら作成中。見栄えは最悪。でも味はなかなか美味しく毎回、大満足しています。