【3/5花粉舞う玄界灘釣行、ヒラマサを求めて】2023年3月11日。実釣2日目。

つり

夜に福岡からの辰元さんが合流し、ひとり増えての釣りとなった。前日に潮で悩まされた上対馬を諦め、下から豆酘崎を狙いに向かう。

小茂田沖や、アガミ沖に点在する魚礁をひとりずつ狙っていく。魚探に見える魚の反応は、よく映っている。

狙える、と直感だが兆しが見えてきた。

前日の酷さは、これまで30年近く通い続けてきた長崎県対馬で初めての屈辱。ここまで粉々にされた釣行は記憶に無かった。それほど悔しい状況だったので、翌日への期待は大きい。

船はジギングから開始。100m前後の魚礁狙いとなる。前日は《KEITAN-JIG 175g》にコテンパンにされたのが嬉しくもあり、悔しかった。

開発者としての意見はやはり《KEITAN-JIG》はよく釣れる、潮が足らない時でも魚を引き寄せる素晴らしいジグだ。と。これには深く満足出来た。喜ばしい事だ。

パタゴニア

反面アングラーとしては、ずっとケイタンジグシリーズを越えてのジグアピールを心掛けてきたし、ケイタンジグシリーズにジギングでは負けたくない、と言う強い気持ちを持って新しい製品開発を頑張りフィールドに立ってきていた。

だから「負けるはずがない」と思いながらシャクっていたのだが、水切れのシャープさ、ジグのイレギュラーさにかなりの差を付けられた。悔し過ぎる。

開発者としての喜びと、競技者としての意地。複雑な状況での釣りになっていったのでした。

それにしても、食わない。

ポツリ、ポツリ、とヒラゴやヤズは当たっては来るのだが、納得する様な対馬の当たり方では無かった。水色は濁り気味で、パッとした海上では無かった。

オキアミを捕食し始めたのかなぁ、と思ったのだが、口から吐いたのはイカ。それ以上に、釣れる魚はほぼ痩せていた。

本来なら産卵を意識しメタボな魚体でなくてはならないのだが、まるで産卵が済んだかの様な痩せ具合。激しくジグを追って口を使う様な状況ではなく、仕方なくジャレたら引っかかって…そんな感じの掛かり方ばかり。

豆酘崎のジギングは諦め、キャストでヒラマサを出してみる。50mラインでの釣りに集中するが、これもまた、ジャレてくるだけ。

何発か私は出したのだが食い気がホントに感じられないのだ。絶好調の今泉さんも、良型を誘い出したのだが、バイトまで絡み付けず。

全員が困り果てる。

ジグで探ってもダメ。キャストで浮かせても激しさがない…。二日目も、本当パッとしない、重い空気が船内に猛烈に漂うだけの、最悪な雰囲気。

二日目も、モヤモヤだけが残る一日だったのでした。最終日、どうにかしなくては…。

パタゴニア

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