【週イチのおじさん’s柔道時間】身体に鞭打って乱取り稽古。
6月もあと1週となりましたね、ほんと毎日のスピードが早いです。
今月も驚くほどの出張続きで、ほぼホテル生活だった私。毎月のスケジュールで北海道が入り、地方へのイベント出張、そして釣り。これほど忙しくなるとは思ってもいませんでしたが「動いてナンボ」な私にはありがたい話です。
その忙しさの隙間で「生涯柔道」と目標を掲げている柔道時間をいかに工面して作るか。以前のような、中学校指導も終了して任務的な柔道時間は無くなったので、つい仕事のスケジュール優先となってしまって身体を動かせていません。
高校への出稽古も行けて月1程度…。なのでロケから戻り、稽古曜日のタイミングが合ったら柔道場へと出向く…。そこでこれまでとは全く違う体力の低減にショックし再び出張。戻っては、柔道衣が着れるタイミングを、という生活。
これじゃあ、試合どころじゃありませんね。
先日鹿児島で行われたマスターズの試合。以前なら何としてもエントリーをして、それに向けて体力作りをしてきたものですが、現状は試合への意欲もほぼ無くなり、仕事優先と自身に言い聞かせて気を逸らすようにもしていました。
ただ、最低でも「週一は柔道をする」という意識だけはあり、今回は近況柔道ネタを更新します。
練習場は中学校部活の保護時間として設けられている「夜練」。ここで同期の福井学先生が指導されていて、更に同期の宮本功三先生も顔を出している。
若い現役選手の駒木先生らとは、もう乱取りは体力的に出来ないが、おじさん同士の乱取りは続けるように心掛けているのです。
これ、相手がおじさんだからどうにかなる?という考え方ではなくて、同期のおじさんの現状体力を知りたいため。自分だけ衰えてきているという実感を誤魔化したいのと、同期年齢の確認がしたいから。
勝ち負けなんていう話は東になく、いかにたった3分の乱取りを続けられるかの確認だったりもします。
若い指導者との乱取りになると、もう身体が本気で追いつきません。おじさんなら、抜く稽古はしないですが「ちょっと待って」とは言いやすい。
功三先生とやれば、当然投げられるのは当たり前なのですが投げ方も現役選手のような感覚ではなくて「おじさんを転がす」感覚なので怪我への不安も少ないのです。
「逃げに入ってる」かもしれませんが、56歳にもなると、ホントに筋肉痛の回復が遅いし、翌々日から立ち上がれなくなったり、猛烈な疲労感に襲われてしまう事も多々あることをこの歳で実感。
だから「仕事に影響しない程度で」とこれまでの「全力で」から思想変更し、無理しない一生懸命を全うするようになってきました。
今年の秋季高段者大会には一応エントリーする予定ですが、そこに向けての準備というよりも、試合で怪我をしない体力作りを日々の課題にして釣りに影響ないような柔道時間をこの先も考えながら行動していきたいと思っています。
3分の乱取りで息が上がりまくる最近。翌々日から動けなくなる身体。50代頭の頃には考えられない症状が普通に出てきており、高齢って嫌だなぁ…素直にそう感じ始めています。
ただ、同期の2人とはできるだけこれからも柔道乱取りを続けていきたいし、相手の様子も確認しながら、自身との比べる対象としておっさん柔道時間を楽しんでいきたいと思っているのです。
それにしても…本当に体力って減少しまくります。日々トレーニングを続けていても、そのトレーニングは現状維持の蓄積であり、向上率は相当に少ないです。
その状況でトレーニング量も減っての今、もの凄く肉体の低減への寂しさも感じています。おっさん、嫌だなぁ…本音。今回は正直な心の声を文字に表してみました。