2017年秋。平松慶の【これから狙うブリ、ヒラマサ】タックル解説は、コレ!

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2017年秋。平松慶の【これから狙うブリ、ヒラマサ】タックル解説は、コレ!

もう気候は完全に秋になって来ています。海の中も少しずつ夏の様子から秋の雰囲気が出始め、これから冬〜春に向けて本格的なジギングシーズン突入ですねっ。
シーズン本番を前に、現在の「平松慶ジギングタックル」を使い方や考え方を交えて紹介していきたいと思います。

お店にご来店下さるお客様から、必ず質問というか、聞かれることが「平松さんのタックルを教えて下さい」です。
この言葉はロッドからリール、ライン、リーダー、メタルジグ、フック、ウエアー、等様々な「タックル」を総称しての質問であり、いつも小生なりのご返答をさせて頂いております。ですので今日はその質問を「ひと纏め」にして解説してみたいと思います。また、過去関連する「いいぶさ日記」のリンクも張っております。そちらも合わせてチェックしてみて下さい。

【ロッド】

「KEI-Jig」とロッドマッチングhttps://kei-hiramatsu.com/2016/01/22/post-5292/

小生が推奨するロッドは、メタルジグ操作で「線の動作」「点の動作」を行なうことが出来るロッド選択になります。
これはメタルジグを海中で通す時(トレースゾーン)の姿勢であったり、見せ方(ホバーリング)であったりと、大きく分けてふたつの動作を使い分けるスタイルになります。
そのあたりを重要視しており、「線の動作」を用いるロッドは超ファーストテーパーのモデル、「点の動作」での場合はミディアムテーパーモデルを使用するようにしております。

またロッドのレングスは、ロッドのストローク幅を重要と考えているので、短いものよりも長いもの。使い易さを伝えると6フィート5インチまでが一番効率よくジグを操作出来ると考えております。

ロッドを広く振ることでジグの移動距離が大きく発生し、その際のジグのアクションはロッドで行なうよりもリールの「巻き」を取り入れたアクションがジグにイレギュラーな動きをもたらせることが可能となり、このレングスを推奨しています。

短いレングスだと、ピッチの速さの強弱だけの操作になってしまい、ロッドの応用が少な過ぎます。また魚を掛けてからのやり取り重視でショートレングスの選択をされる方もいますが、長いロッドでのファイトであれば、ロッドティップを水面に射し、脇でロッドエンドをしっかり「支点」として支えてファイトすることで魚はロッドから伝わる弾性のパワーをダイレクトに受け止める事なく、暴れ難い状況で上がって来ます。

これは、大型魚でも同じことが言えます。
また大きなポンピングを行なうことでロッドを持ち上げて魚を寄せ、そしてロッドを下げる動作時によくフックアウトする場面がありますが、これはアングラー自身の動作が魚をバラす要素を作り上げています。ですので小生はロッドを立てるファイトはあまりおススメしておりません。

特にビギナーアングラーの方は、ロッドを立てない方がキャッチ率は間違いなく高いです。(女性の非力ファイトも同じ要素が含まれております。女性はしっかりとフッキングさえしていれば、そうそうバラす事はありません)
要は「ファイト時にチカラが入り過ぎていない事がバラさない要素」ということに繋がります。いきなり大きな魚とのファイトで練習するよりも、「小さいな、これは」と思う魚で是非、体験してみて下さい。意としている意味がきっと理解出来ると思います。

【リール】

【Pennリール、これ良いぞ!】平松慶今年のリールは、penn スラマーⅢ。https://kei-hiramatsu.com/2017/07/12/post-11094/

基本、小生は「ハイギアタイプ」のリールをジギング時に好んで使う様にしています。ハイギア、ローギアと近年のスピニングリールはギア比のサイズを分けてリリースしてくれており、各々にあったモデルを選択出来る様になっています。
その中で小生が推奨する「ハイギア比」リールの効果を説明すると、小生のスタイルでのリールの位置付けは①「リールでジグを操作する」②「リールで魚を掛ける」③「リールで魚を寄せる」という分類になります。

①「リールでジグを操作する」=何が言いたいかと言うと、ジグが水中で動く(動かす)動作はロッドワークが一般的にはメインな動きになりますが、小生はロッドのしゃくり幅(しゃくるタイミング)に合わせてリールのハンドルも回転させ、よりジグの動きが止まった瞬間にラインスラッグが出ていない状況をリールで作り上げています。
その際、リールのギア比が少ないモデルであれば、ラインの回収量は少ないのは分かりますよね。ラインスラッグを取りたいアクションを続けたいのならば、ロッドワーク時にラインの回収をしなければ良いだけであり、海の状況はずっと同じではないので、ハンドルか移転の多くなるローギアタイプであると、ハンドルを回転させなくてはならない動作にストレスを持ってしまうのです。

ジグの姿勢を保たせる術、ジグと魚とのコンタクトをいち早く確認したい術、ファイト時に無駄なポンピングをしない変わりにリールが魚を浮かすハンドルを巻く距離を少しでも多くしたい、という要素に繋がるのです。これが①「リールでジグを操作する」理由になります。

②「リールで魚を掛ける」=これは「①リールでジグを操作する」の3つめの部分でも触れましたが、ジグは水中深くで動き、当然目認出来る様況ではないので、ロッド、リール、ラインから伝わる「魚の気配」を常に意識して感じ取る様にしていかなくては、いつまでも「偶然釣れた」に過ぎない釣果になります。

ジグに魚が近づく、もしくは魚が勢いよく咥え込む際、ジグが軽くなったり、ラインのテンションが変わったりする事が多々有ります。リトリーブ中ダイレクトに「グッ!」とロッドティップを引ったくる様なバイトは、これは「向こう合わせ」と呼び、魚が既に口を使い、こちらから掛けている状況ではないのです。

ラインスラッグを意識し、ジグの姿勢に注意してジグを操作する。その際出来る限り余分なラインスラッグをジグアクションに影響が出ない程度で回収しておきたいが為のハイギアタイプを選択するのです。無駄なラインスラッグが少なく、ショートバイトでも的確にフッキングすることが可能になり、落ち着いてファイトへと持ち込む事が出来るので特にラフコンディション時(海が荒れている時。波高が高い時なども)にも効果的と言えるのです。

またハイギアタイプであれば、魚がジグにバイトした際、そのままリールを巻き続けて、いわゆる「巻き合わせ」が成立します。ロッドを大きく振りフックを掛けるのではなく、ジグにバイトが出た際に反転した動きが伝わった際に少々のロッド動作だけでリールを巻き込むことでフッキングになります。

また、ファーストランが落ち着いてからの追い合わせもここでリールを使うと水深のあるエリアでのバイトには的確な動作となり、フッキングを決める事が出来るのです。

③「リールで魚を寄せる」=ジギングをしている状況(海況)はいつも晴天べた凪ではありません。風が強く船が流されてしまいながらのファイトもありますし、また一番難しいと言われる船が上下に動く、波高の高い状況も考えておかなくてはなりません。
また、船の釣り座でも揺れは変わります。ミヨシ(船首)でのファイト、トモ(船尾)でのファイト、これはベタ凪以外は見事に違いが有ります。こうした様々な「釣り座」でのファイト時に③「リールで魚を寄せる」は船の揺れを上手く使う様にして無駄なファイトを避け、魚を暴れさせない様に優しく浮かすことが術となります。

また魚の走る方向を読み、寄って来た時に出来る限り多くのリールハンドル回転をさせてラインを回収(魚を寄せる)することで魚との距離を縮められることになります。いかに掛けたさかなへ無駄なプレッシャーを与えない様にするか。が重要です。

ロッドで煽る、大きなポンピングをする、等の行為が予想以上に魚へのプレッシャーとなり、魚は反発します。
「寄せる要素」を優先する=キャッチ率が上がる。これは無駄な体力も使わないですし、なによりもハイギアタイプのギア比が1mmでも自身と魚との距離を縮めてくれるので、重要であると言えます。

「ハイギアタイプは魚を掛けてからが重い(つらい)」という言葉をよく耳にします。小生はその真逆です。
「ローギアタイプは魚を掛けてからもリーリング動作が無駄で仕方がない」と。

魚が少し動けば、ラインはその分回収出来ます。魚が走れば、ドラグ数値、ライン強度、システムの完成度を信じて走らせます。止れば、またロッドを脇で挿みラインを回収する動作をすれば、良いのです。小生はチカラがあるから…と皆さんに言われます。小生のジギングで最も重要なチカラは「ロッドを脇でホールドし続けるチカラ」だと言い切ります。
脇の部分で確実に支点として支えるチカラを持続させることでリールを巻くことも出来るし、魚の瞬な動きにも対応することが出来るのです。その際、どの隙き間でもラインを巻き取ること、を重点にしているから、魚は浮いてくれるのです。

【ライン&リーダー】

水中における、平松流リーダー論https://kei-hiramatsu.com/2016/03/24/post-5871/
平松慶
小生は、特別なことがない限りPEライン(メインライン)は4号、リーダーはフロロカーボンの40ポンド、と決めています。これは魚種のサイズ様々に対応せず、青物(ブリ、ヒラマサ)狙い時はほぼこのセットでの対応にしています。

なぜか。
PE4号、というサイズが自身に染み付いているのです(笑)わかりやすく言えば、PE4号なら、ラインに当たる潮加減で潮流の強さや潮の変化、重なる潮などを読み取る事がおおよそ出来る様になって来ました。

小生は4号を基準で自身の釣りスタイルを組上げていますが、もちろん3号でも2.5号でも良いのです。自身が最も分かっている(強度や癖)メインライン号数を築き上げ、それをベースにして海の状況を分かる様にしてもらいたいだけです。
また、ナイロンリーダーとフロロカーボンリーダーとありますが、小生は間違いなく「フロロカーボンリーダー」を使用します。
その理由は、リンクを張っておきますので是非チェックしてみて下さい。水中で人間目線で感じたことを書いております。「魚と人間は視覚も違うのでは?」と言われた事が有ります。しかし、メタルジグを操作するのは「人間」です。人間がみて、感じて信じて使う事が重要ではないでしょうか。

「なぜ?」をヒントに行動に移した結果となっております。

【メタルジグ】

【メタルジグのカラー無しtest】着色に対する平松論、識別調査。https://kei-hiramatsu.com/2017/01/12/post-9417/
平松慶
「線の動作」「点の動作」「フェイクジャーク」…様々な用語を使い、ジグのアクションや食わせ、誘う層を具体化して来ました。メタルジグの形状は本当に様々でコピーでもない限り、同じ形状のものは存在しません。これは作り手の真意がジグの形状になっているからで、どれも一回の釣行で使い込むことは正直出来ないと思います。

小生は、メタルジグを選択する際「魚の気持ちになって」を重要視しています。今魚(ターゲット)はお腹が空いているのだろうか。そもそも食欲がある環境で泳いでいるのだろうか。エサを食べ易い環境とはどんな状況(地形、魚礁や瀬)なのだろうか。

こうした疑問が形状の違いで使い分ける様にして、さらに絞り込むとベイトを追う状況か、見せて食わせるのか、に繋がります。さらに「何をここのブリ、ヒラマサは一番捕食することが体力(栄養価の高い)保持しやすいベイトなのか」といった、魚目線の最重要視に意識を置いています。

たくさんのベイトが混成する中、どのベイトが一番補食し易いのかを探り出す事で、ジグのアクションは変わります。ジグを引く層も大きく変わります。ジグを攻めるエリアも変わります。こうした分析がメタルジグ選択のキモ、だと今までも伝えて来ましたが、カラーだけは、小生、さほど重要視をしていないのが本音です。

もちろん「アタリカラー」はその日に存在します。これは事実です。
しかし、なぜ「アタリカラー」なのかを追求し切れていない、というのが本音です。「アタリカラー」とは渋い状況下で同色ばかりにヒットが続く場合であり、そんな時はあまのじゃくなのでしょう、小生は「鉛(なまり)無垢でのジグ」でアクション重視を優先して探る様にしています。

たくさん釣りたい、大きなものを釣りたい。これは嘘ではありません。出来る事なら、それを常にキープ(状況を把握)していたいのが本音です。
しかし、そこで同じ様に「アタリカラー」を使う事で結果を出しても、小生の本当の結論には繋がりにくい。であれば、あまのじゃくでも良いので、自身がもっと追求したい「ジグ形状での食わせ」をアタリカラーが出ている場面で試してみたいのです。
結果に繋げる事で、違う答えが見えてくる事が過去何度もありました。ジグひとつでここまで様々な状況を分析していかなくてはならない大変さはありますが、今までにもっていない「引き出し」をひとつでも増える事が面白みに変わります。ですので、「アタリカラー」を追い続けるよりも、「当たるジグ形状」を追求する様に心がけています。

そして、星の数程あるメタルジグですが、何かひとつ「パイロットジグ」を作り上げる様にして欲しいです。
これはメインラインのPE4号と同じことで、ジグも「このジグなら、海中の様子が手に取るようにわかる」ものを持つ事が、メタルジグを選択する際にも役立ちますし、ファーストポイントでも海況を把握することにも繋がります。

【フック】

【Q&A ジグの結束時はスイベル等必要でしょうか?】ご質問にお答えします。https://kei-hiramatsu.com/2017/05/11/post-10578/

メタルジグとフックについては、関連性があまりにも多過ぎる、というべき、本当に重要な部分になります。

なぜダブルフックなのか。なぜ、シングルフックなのか。
ダブルフックのサイズは?チモトの長さは?これら全てにおいてセッティングするメタルジグに合わせて変化させる、使い分ける。というのが現状で言える「答え」になります。

例えば、ガミージグを使うなら、ガミージグの特徴は「ホバーリング」で操作して口を使わせるジグ。その「ホバーリング」を起こし易い様にダブルフックでジグ沈下の姿勢を整える、といった要素があります。

ケイタンジグの様にジャーク幅を大きく取り、ジグの抜ける先を「魚の持つ、動体視力を意識して」縫い刺しになる様なシングルフックを選択する事も必要になります。

フックは本当に様々な形状が国内メーカーからリリースされております。フックこそ、ジグとのマッチングに意識して欲しいし、またジグとフックを結束するリングなどもサイズを考えなければ、選択したフックの効果を引き出す事が出来なくなる場合も有り、気を使わないといけないところです。

何しろ「一番魚が最初に触れる釣具」になり「最後まで魚に触れている釣具」だからです。
小生は、このあたりを重要視してフック形状から選択する様に毎度心がけています。

【ウエアー】

撥水効果復活!冬物パタゴニアの浸透性素材ウエアーをフルメンテナンス。https://kei-hiramatsu.com/2016/11/07/post-8922/

どんなウエアーでも良い、濡れなければ…若い頃は、そうでした。寒さを凌げ、雨から身体を守るもの、としての認識から「行動しやすい、丈夫で釣りに集中出来るもの」へと意識は大きく変わりました。

釣具メーカーのウエアーも過去、色々なものを着てきましたが、どれも満足はしなかった。値段相応、機能よりデザイン優先、などが小生の様なヘビーユーザーにはモノが耐えきれず、すぐに実はダメになってしまったものばかりでした。

ここ数年、パタゴニア社のウエアーを使う様になり、釣りへの集中感、充実感を強く感じられています。

これは「着ていることにストレスがないから。」であり「主役は、釣り。その釣りがしやすい」からなのです。

また、メンテナンスをしてひとつのアイテムを長く使うことも可能になりました。
撥水効果が低減すれば、それに合わせたメンテナンスが可能であり、保温性、強度、そういったものの効果を落とす事なく今も数年前に入手したウエアーを使い込んでいます。

「破れたら(撥水効果がなくなったら)次のモデルに買い替える」この考えをそろそろ卒業し、高価だけども大切に使い込む事が出来るウエアーをあなたなりに見つけ出して欲しい。
平松慶
釣りに集中する意識も大きく変わるはずですし、モノを大切にする考え方も強くなる。これが小生のスタイルです。

今日は、これから始まるジギングシーズン前の内容を中心に書いてみました。北海道ならブリが大型になり、今からの時期が一番面白いでしょうし、本州は今からブリ、ヒラマサのシーズン突入です。

是非「納得する1尾」を手にしてもらいたいばかりです。

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