【オホーツク海からお宝が届いたよ】素敵な毛ガニに夕食は沈黙。「会話の暇なし」

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【オホーツク海からお宝が届いたよ】素敵な毛ガニに夕食は沈黙。「会話の暇なし」

2017年夏にオホーツク海紋別市を訪れた際にお世話になり、それからの交流となった紋別港漁師さんから今春漁獲した毛ガニが届いた。

小生、昨年に【いいぶさ日記】にも掲載したのだが《毛ガニ》をきちんとした姿カタチで「ガオッ‼️」とこちらに睨みを利かせた状態で置かれたものを食べるのは初めて。
関連記事【オホーツク海の魅力に迫る!】新天地「紋別」。新たなるフィールドで学ぶ喜び。https://kei-hiramatsu.com/2017/08/10/post-11496/
その時はどこやらの貴族か大王様みたく「ガオッ‼️」と睨む《毛ガニ》をありとあらゆる手段を使い、バラバラにしてもらい、あとはお箸で挟んで食べるだけの状態にしていただいた。

なんとも情けなく、なんとも申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、そのひと口が忘れられない程深く濃厚で豊かな味だった事に美味い、美味いを連発。そんなに美味い、美味いを連発するなら、と獲りたてホヤホヤをボイルしオホーツク海で身の味をギュッと甲羅にしまい込み、かちんこちんに凍らせた状態で送って下さったのだ。

「おい、天(次男)‼️母さん‼️みて‼️みて‼️」発泡ケースを開けるとやはり「ガオッ‼️」と言わんばかりにこちらを上目遣いで睨む様に《毛ガニ》様が礼儀よく並んでいる。

「お、お父さん、触っていい?」好奇心旺盛な次男は《毛ガニ》様に興味津々。
「すっ!凄い‼️やった‼️毛ガニだぁ」女房はもう目から嬉し光線が毛ガニに向かって走っている。

漁師さんからの食べ方ハウツーメールを読むとこうだ。
「冷凍したものを食べる分だけ24時間、冷蔵庫内で自然解凍して下さい。ボイルは済んでいますので解凍出来たら、そのまま食べて下さい。なお、身を解す捌き方はyoutubeで検索して下さい(笑)」とあった。
※参考にした動画はこちら→毛ガニのさばき方、食べ方【かに本舗】https://youtu.be/ulOTYgh75E8
小生が昨年初めて食べた時に、全く蟹の食べ方がなってない!と言うことをきっと覚えていたのだろう。言われた通りに冷蔵庫に家族人数分、自然解凍をする。
午前中に届いたので24時間は経過していなかったが、冷蔵庫に入れないで解凍しておいたので仕事後の晩御飯は贅沢な毛ガニ時間となる。

仕事場から戻り早速youtubeで検索すると、毛ガニの捌き方は色々アップされていた。便利な時代だ(笑)

動画を観ながら、いわれる通りに捌いてみた。意外にも簡単に、そしてキレイに解体することが出来たのだ。
この時点で父親株は上昇。手足まで言われた通りをキッチリ捌いてやり、いざ実食。

次男、女房、小生。
3肩の毛ガニと向き合い、カニ穿り棒の代わりにフォークで身を解す。女房は甲羅の中をホジホジ。次男は毛が生えた脚の身をホジホジ。

嬉しそうにいただきます、の合図まではしていたのだが、ひと口毛ガニ身を口にした途端、目がふたり共キリッと本気を感じる目になっている。
次男は甲羅の中は苦手だ、と女房に渡す。しかし食べやすくカットした足をひたすらムキムキして口に運ぶ。

「うんめぇ…」小6の子供が無意識につぶやく。女房は手と口を使い続けているが、どうやら言葉を発するタイミングも見つからない様だ。それほど集中してムシャぶるふたり。

「お父さんは食べないの?」次男が言う。
「いいよ、全部食べて。」それと同時に女房は小生の甲羅に手が伸び、次男は残り少なくなった足パーツをグイッと自身前に寄せ、完食。

小生、食べ残りを探しながらほじってみる。

「濃厚だ。何でこんなに味が深いんだ…だからふたりは口もきかずに食べ続けたのだなっ」あまりの美味しさに小生圧巻。
オホーツク海から牡蠣が送られて来た時は小生が独占出来たので今回の「毛ガニ」は家族に奉納しよう。全てを完食し、落ち着きを取り戻したふたり。

「お父さん、また北海道に行って来て」何たる言葉なのか。それとも、いやきっと本心だったのだろうな(笑)

紋別港から送られて来た毛ガニ。本当に漁師さんありがとうございました。【感謝】に包まれた晩ご飯でした。

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