【都道府県移動自粛解除】ソーシャルディスタンス保ち、釣竿持って動き回ります。

よもやま話

【都道府県移動自粛解除】ソーシャルディスタンス保ち、釣竿持って動き回ります。

4月上旬からの新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛令から遂に…。ついに本日6/19より都道府県の移動も解除され、本格的な活動が開始出来る様になりました。

私の様な、地方へ釣り歩く動きをする仕事(釣りだけではないですが)はこれまでたくさん気を使って来たつもり。今日、こうして解除となり国内の移動も自由となったから晴れて書ける事もある。

実は都道府県全てではなく主要都市と一部の地域からは緊急事態宣言こそ解けたタイミングで私も動こうか、と悩んだ事があった。

パタゴニア Photo: Barbara Rowell

釣りに出かけ無くては、飯のタネがない。生活が出来ない状況は正直限界を超えていた。仕事が出来ず生活困難でキチガイになりそうだった…。

焦る気持ちは酒の量に比例していき、夜18時になると40度の安ウイスキーをガブ飲み。(朝からの酒は、一度も無かったが。)毎朝、トレーニングと称し表向きはクリーン感を出していたが、毎朝のランニングは実は二日酔いの酒抜きのため…。

これを2ヵ月続け、自粛を守り抜いたのだが、ホント代償も大きかったなぁ…。6月1日の地方緩和のタイミングで、直ぐにでも飛んでいきたいエリア数ヶ所に現地の様子を伺う感じで電話で聞いてみた。

すると…「慶ちゃんの地域は、神奈川だから羽田空港使うんでしょ。もう少し待とうよ。」「慶さん、来てくれるのは本当に嬉しいけど、今はもう少し我慢だよね。」「わぁ、来て会いたいけど、お店には地元の人ばかりだからまだ来ないでね。」等々の声を感じた。

沖縄にも宮崎にも長崎にも鳥取にも島根にも京都にも行きたかった。でも日本中で今だ感染者を出している神奈川県在住の私が地方が解除になったから…と、相手の気持ちを尊重する大切さが考えの中で足らなかった。

それに気付き、今日まで自粛を決めた。

FacebookやTwitterをみると、たくさんの魚を持った人やタックルと笑顔が写っている。しかし、私の立場は、たくさんの魚釣りを楽しんでいる方々に対して夢やテクニックを与える職業。

その職業(プロアングラー)の私が率先して完全解除にならないウチからフライングしていたら、サポートして下さっているスポンサー様の看板に泥を塗る事になる。

後ろ指を刺されない事も釣りと言うレジャーで生活の大半の支えている者としては、慎重にならざるを得ないし、それをしっかり守り抜いてからの再スタートが重要だと感じたのだ。当たり前の事。

この仕事(釣りに携る仕事)しかこれまで23歳からの職業でしていないので、守り抜いて良かった。その分、これからしっかりとフィールドに出ていきたいし、たくさんのアングラーさんが喜んでくださる提案をしていきたい。

デカイ魚を釣り競うのではなく、それ以上に「魚釣りの面白さ、底辺(アングラー)の拡大」もこれからはやっていかなくてはならない。

昨日、あるスポンサー様の広報と話をしていて、メーカー側もこの自粛姿勢を貫いて下さった分だけ、6/19からの動きにはしっかりサポート(金銭を含めて)して下さる事を告げられた。

先に上げた地方の仲間も「今は来るな。」と言ってくれた言葉が宝であり、本心腹を割って話せる仲間なんだなっと強く感じた。今年後半期のインドネシアはまず絶望的だと思っているので、早々に予定変更をした。

海外に行く分、国内の釣行を強烈に増やす。万が一の第2波に備え、今まで以上に自身感染ケアを務め、今日からの行動に移したい。

やっと県を跨いで釣り(仕事)に行ける。スポンサーサイドも協力的になって下さっている。地方サポートアングラーからも有難い話がたくさん入ってきた。

こうした「たくさん」の『感謝』を胸に置き、感謝をカタチに変えていきたいと思います。ソーシャルディスタンス“社会的距離”を保ち行動します。

パタゴニア

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