【星になったんだね。有難う、愛犬アロハ】家族が旅立ちました。

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【星になったんだね。有難う、愛犬アロハ】家族が旅立ちました。

哀しくて、哀しくて…なかなか愛犬の事を文章にできませんでした。しかし、書き残しておく事も、可愛がってきた「愛犬アロハ」の供養になると思います。だから、重い気持ちを奮い立たせ、こうして掲載する事になりました。

私と愛犬アロハと築き上げた、13年1ヶ月2日の幸せな時間でした。 有難うね。心から感謝しています。

天国では、たくさんの美味しいもの、食べてね。必ずまた、会おう。

愛犬アロハ 2021年11月25日没 平松慶

 

その日は寒さが厳しく、乾燥していた神奈川県座間市。妹犬ノアは、暖房があたる位置から寒いのだろう、動こうとしない。

11月25日13時30分、ナチュラ動物病院の手術台の上で息を引き取った姉犬アロハ。その後、小さな棺桶に納められ、息のしない帰宅…。

やるせなく、当たるところ無い悔しさ、後悔…。どうしようもない罪悪感に包まれてしまった。

その日は、前日の手術事前検査も完璧にこなし、夜21時からの絶食も済ませて病院に連れて行きました。

病院に行く前に、アロハとノアのふたりで散歩。妹犬のノアよりも、アロハの方が元気。小さなシッポを細かく振って喜び、私と一緒に走り、ウンチも2度もした。

へばり気味なノアよりも、アロハの方が楽しそう。これから病院なんだ、と分かってるのかなぁ。散歩が終わり、ノアだけ自宅に入れてアロハはボルボの後部席に。

いつもなら、嬉しくてやっちゃう「嬉ション」もしなかった。病院の待合室では、ほかのワンちゃんにちょっかいも出さずに、私の膝上で私にべったりしてきた。こんな事は珍しい。いや、もしかしたら、初めてかも。そう思ってしまう程。

手術直前の引渡し時も元気いっぱいに診療室へ。私に振り向くこともなく、獣医さんに連れられていった。そして。

長文の原稿が締め切り直近だったので、昼過ぎまで自宅で原稿を書いていた。あまり鳴らない自宅の電話が鳴ったので出てみると、動物病院から。

「心肺停止になってます。大至急、来れますか?」その言葉に一瞬理解が出来なかったが、女房の仕事場に連絡し、ふたりで動物病院へ。

その時の姿は、横たわったアロハの身体に、いくつもの管が刺され、心臓マッサージをする先生に反応しないアロハの姿があった。

私は冷静さを失い、心臓マッサージを変わってもらい、必死に蘇生をした。しかし、何度やっても、何度呼びかけても、何度抱きついても、何度も何度も何度も呼びかけても、起き上がることはなかったのでした。

泣き疲れるほど、人前で泣いた。アロハとの時間がこれで終わりたくない、と必死に心臓マッサージをしても、もう息は戻って来なかったのだ。

目元が濡れていたアロハの開いた目を私のゴツい手で閉じた。そっと閉じたら、開く事は、もうなかった。また泣き叫んだ。でも、返ってはこない息。返してくれない問い掛け。アロハ、アロハ。アロハ…。

力が抜けて、動けなくなった。でも、これからはアロハを最後まで送り出してやらなくてはならない。

小さな棺桶にきれいに飾られたアロハ。温かさが無くなる前に、長男も最後の別れが出来たのも良かったかな。

同棲先から前日偶然戻っていた長男。次男坊も一緒にアロハと過ごした。前夜は私の布団に入ってきて、アロハと朝までぐっすり寝た。こんな事もこれまで無かったから、驚いた朝の記憶が忘れられない。

アロハと手術前に一晩爆睡。気持ち良さそうに私に寄り添って寝ていたアロハ。朝は私の方が先にアロハを起こした位。

そんな最後の別れとも知らず、しかし今思えば、これほどの予兆があったのか、と情けなくも感じてしまう私。

いつまでも一緒だとは、思ってはいなかった。必ず別れはある。アロハの方が先に天国に行くのは理解はしていた。

しかし、こんなに急な別れだなんて。

手術する前の麻酔で、麻酔薬が合わずに呼吸が停止して…と獣医さんからの説明。痛みもがいて苦しんで天国に行った訳じゃない。それだけでも、寿命を全うしたアロハは良かったのかな。そう思う様にした。二日間自宅で一緒にいて、火葬してもらった。

これからは、心の中で生き続けてくれるよね。変わらずにずっと仲良くして暮らしていこう。

たくさんの悩みを聞いてくれたね。酔って帰ってきても、アロハは必ず玄関に来てくれたね。ノアは寝て起きようともしなかったのに。

アロハ、有難う。アロハ、大好き。アロハ、いつまでも心の中で一緒に居てね。私が自宅を持ち、初めて飼ったペット。最愛なる、アロハへ、安らかに。
2008年10月26日 沖縄生まれの、最高な娘でした。

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keitanhiramatsu