【ウェーディング・ブーツのメンテナンス】革製品は育てる楽しみがありますね。
毎年北海道の河川や湖でトラウトゲームをするために使っているウェーディングギア。
北海道の仲間宅にシーズンになると置かせてもらっているのですが、昨年11月にオフシーズンとなり、引き上げてきました。メンテナンスのタイミングなのです。
毎年必ずこのメンテナンスは行っており、実はメンテナンスが楽しくも感じています。ウェーダーをしっかり水洗いし、撥水効果を上げるために【STORM PROOF】液で素材を保護し陰乾し。
パタゴニア Patagonia ストーム・アパレル・プルーファー 000 ALL
これは簡単にできる。ウェーディングシューズが大変。
水洗いをする段階で、シューズ内に溜まった砂利や枯草など完璧に取り乾燥。これは3日間程かかる。徹底して自然乾燥で乾かしてやった。ここからが今日の行程。
【フット・トラクター・ウェーディングシューズ】はダナー社との共同開発でレザーパーツが多く使われている。レザーパーツはお手入れひとつで長く使い続けられるからメンテナンスは必需。今年もしっかり川や湖で使用したい為にも欠かせないのです。
パタゴニア Patagonia フット・トラクター・ウェーディング・ブーツ(フェルト) FGE 12
まずは、ブーツ全体のホコリというか、レザーや縫い目に付着した汚れをブラシで落とす。以前は使い古しの歯ブラシで重ね合わせ部分を擦っていたが、ブラッシングの方が効果的。
水洗い時では落ちなかったゴミが乾燥した状態でボロボロと出て来る。繊維の隙間に詰まっていたんでしょうね。
これを済ませてから、レザー部分にワックスを塗り込んでいく。
今回使用したのは【Renapur Leather Balsam】。革製品専門店でメンテナンス製品として販売されていたので入手。これまでは、一般に売られているミンクオイルを使用してきましたが、使い切ったので新しいワックスに。
スポンジに【Renapur Leather Balsam】をたっぷりと含ませ、レザー部分に満遍なく塗っていく。最初は少しずつ。塗っては乾燥したタオルで乾拭きし、また塗り込んでいく。
すると、レザー部分に光沢が現れてきた。足首周りのレザーは柔らかくなって、レザー本来の包み込む様な優しさが現れてきた。
「これ、めっちゃ良いじゃん」がストレートな意見。3度ほど重ね塗りをして完成。
これで今季もじゃぶじゃぶと川を釣り歩く事が出来る。ウェーディングシューズで気をよくしたので、他のブーツにもワックス磨き。
【Renapur Leather Balsam】ってミンクオイルと成分的にどう違うのかは、まだ調べきっていないのですが、私の財布や名刺入れなどはこの【Renapur Leather Balsam】でメンテナンスをずっとしており、特に問題なく仕上がっている。
だからきっとブーツも大丈夫でしょう。
ブーツもブラッシングを先にしてから丁寧に【Renapur Leather Balsam】を塗り込んでいく。渋い光沢が現れてきたところで終了。納得いく仕上がりになったのでした。
レザー製品の手入れ。つい疎かにしてしまうと、後の代償がデカい。気になったタイミングで定期的に行う事で製品をより長く素敵な状態で使い続けられるので、気になった方、今こそやるタイミングだと思いますよ。