【カルティバSJ-43TG】ジギングフック。全てをこれで獲ってます。
今年の3月中〜下旬にかけて販売されることとなっているフロントフック、カルティバのSJ−43TGの先駆け紹介をしたいと思います。
※現在はSJシリーズは全て「TN」となっており、ゴールドカラーのフックは廃盤となっております。
このところ、もう実は昨年の夏頃より開発〜テストを重ね、近況でもがっちりと釣果を上げていて、申し分ない出来上がりにて発表出来るようになったので、是非、見てください。
フロントフック用(アシストフック)として、ロングジグの速掛モデルのフックがどうしても、納得いくものが無く、オーナーの開発担当さんと組んで、設計しました。
この内容は、何号か前のソルトワールドの「ハリやのハリの話し・・・」・・・(だったと思う)内にも触れておりましたが、ゆっくりとアクションをさせて、ダートで食わすスタイルのジギングアクションと、僕の春〜秋での“スピードと間”を重視したアクション「フェイクジャーク」での食わせでマッチングするフック形状のものが一緒ではおかしい、そんな疑問から開発に携わってきました。
ダートさせながらのゆっくりとしたワンピッチアクションも、フェイクジャークのようなスピードを重視したアクションも基本的にはフッキング時は向う合わせの状況になるのはわかっています。
ただ、ジグのダートや、潮に乗せる、また船に引っ張って動く状況の捕食と、自らオーバーアクションであったり、ハイスピードを模してのアクション時には、ヒラマサが口を使うタイミングや、活性時も大きく違っています。
魚を掛けるタイミングと、食わす目的を模すところで、太軸のワイドベンドタイプのフックで瞬間を拾おう(掛ける)と思うとじゃれ付く様なバイト時のフッキングにどうしても甘さが出てしまう。
状況の良い時(活性の高い時)などは、それほどシビアにならないものですが、活性の低い状況でヒラマサを掛けていくと、どうしても一番最初に魚に触れる部分であるフックの感度と繊細さをもっと今以上に求めて行かなくてはいけないだろうし、そうすることで、ショートのバイトを得ることが出来、キャッチまでへも繋がっていく。
タフコンディション時におけるフッキング率の高さは、最近になって痛感する良い結果になっている。
これが、今回オーナーさんにお願いして開発し、テストを繰り返した結果なんです。
フェイクジャーク時のようなスピードアクションでの誘いだけでなく、もっともシビアな状況でもテストを繰り返して来ました。
12月中旬、水温14度の水深20Mでの外房のヒラマサを筆頭に、
真冬の対馬のヒラマサ、
そして山口の汐巻11.5kgのヒラマサと、
すべて超タフコンディション下でのたった一度のワンバイト、それもショートバイト。
そのわずかな感触をフッキングまで到りキャッチすることが出来たのは、やはり感度と縫うようなフック形状のこのカルティバ、SJ−43TGだったからだと思う。
タフコンディション時の時こそ、そういったシビアな部分が強調されるし、その部分を追求していかなくては、タフな状況下で十分生息出来る体力のある良型ヒラマサを狙うことが出来ません。
それまで僕は、海外モデルのOHアキツイスト8/0をメインで使用しておりました。あの細軸でも十分に20kgクラスのヒラマサをキャッチしております。
これは、「KEITAN JIG」を始めとする「Fake Lez.」もそうですが、釣ってからのパワーファイトや、強いやり取りを強調したスタイルのタックルに比べ、どれも繊細で、「掛ける事」をまず第一に優先させていったタックル開発から絡んできます。
ショートバイトを乗せるための超ファーストテーパーのティップを持つ「Fake Lez.」、薄さ3mmのヘッドを持つ、「KEITANJIG」、ラインスラッグでファーストコンタクトを知りたいために使用するステラのハイギアタイプ、このどれもすべて一般的に今までのジギングのスタイルと相反するタイプのコンビネーションがよりシビアな魚を手にするきっかけとなったのは事実です。
ショートバイトを手にしたい、ならば、ロッドの感度を高くする、高弾性にして特長を付けたコンポジットにしていく、ラインを細くする、感度の良いPEラインを用いる、伸びにくいフロロカーボンリーダーも、ラインの元資の組み方がナイロンとは違い、より感度がよくなっている、
・・・、じゃあ、フックは?!という部分なんです。
触るだけで、掛けてやりたい、タフなコンディション時にバイトのあったヒラマサに出来る限り違和感を咥えた時に与えさせたくない。そんなことがたくさん詰まったフックです。
この冬のシビアな状況下に得たバイトは、すべて8kgオーバーでフックと、コンセプトに自信が持て、是非参考にして頂ければ・・・そう思います。
ヒラマサ、ブリ、カンパチをはじめとするジギング対象魚に絶対にお勧めのフック、カルティバ・SJ43−TG。
(左がSJ−43TG 9/0。右がOHアキツイスト8/0)
サイズは、5/0、7/0、8/0、9/0、11/0で、9/0がアキツイストの8/0より気持ち大きいかなっ、といったサイズです。
※現在はSJシリーズは全て「TN」となっており、ゴールドカラーのフックは廃盤となっております。
もうすぐ、ヒラマサのシーズンです。これで、デカイのを是非キャッチして下さいねっ。
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