相模湾アングラー必見‼️【カツオ、マグロ狙い方に質問です‼️】この時期の解説。
先日『いいぶさ日記』にて更新した
【キャスティングで狙うカツオ、メジ‼️】アルモミスのジグミノーなら一撃❗️https://kei-hiramatsu.com/2018/08/24/post-14257/
を読んで下さったアングラーから、更に詳しく教えて欲しい…とメッセージにて質問がありましたので小生なりにお答えさせていただきます。
“いつも楽しく「いいぶさ日記」を拝見しております…(中略)
今からの時期でマグロを誘い出しプラグで狙うスタイル、アルモミスのジグミノー で狙うスタイル、カツオがサメとイワシにいるスタイル、この狙い方をどのようにされているのか教えてください。
ちなみに、ketiga53gはどのように使っていますか?合わせて教えてください。
相模湾がメインに通っている場所です。
お忙しいところ、よろしくお願いします。”
この様な内容で質問をいただきました。
ここ連日、相模湾、駿河湾はキメジにカツオ、好調子であり質問の意図もよく理解出来ます。
平松慶なりの狙い方を含めた解説内容で綴ってみます。
①今からの時期でマグロを誘い出しプラグで狙うスタイル
②アルモミスのジグミノー で狙うスタイル
③カツオがサメとイワシにいるスタイル
④ketiga53gはどのように使っていますか?
この4項目に分けて解説してみます。
①今からの時期でマグロを誘い出しプラグで狙うスタイル
ナブラを求めて、船は猛スピードで走っていくはずです。船が近づいても治まらない様な激しいナブラはその時のベイトにも寄りますが、まずはフローティングプラグで誘い出しのスタイルで探る様にします。
捕食しているナブラが船が近づいても消えないということは、捕食しているベイトのシルエットもはっきりしているサイズだと最初は意識した方が良いでしょうし、誘い出し狙いであれば、着水時からバイトまでの捕食動作が全て目視出来るので、派手なフッキングやビックリ合わせなどをしない限り、まずフッキングは出来ると思います。
目で見えてしまうので、つい慌ててしまいがちですが、ここはナイスな着水が出来たなら、丁寧にプラグで誘い、ド派手なバイトでプラグにヒットしたら、ファーストランまではキメジ主導で動かし、フッキングを適度なタイミングで入れてやる事でバイトに持ち込むマス。慌てない様に。
②アルモミスのジグミノー で狙うスタイル
この場合は「キメジ狙い」での考え方での解説にします。
キメジはカツオも同じですが、補食しているベイトとキャストするルアーのサイズを出来る限り合わしてあげる事が最も重要なスタイルとなります。
プラグをキャストし、ボッコンボッコン出ている様な状況では小さなルアーは最初はさけて、大きなプラグでのアプローチの方がシルエットもデカく、引きアピールも大きいので効果があります。
しかし、ベイトのサイズがプラグで合わない時にはこうした「リアルジグミノー(アルモミス)プラグ」が重要となって来ます。
ジグミノー(アルモミス)は飛行姿勢もよく、空気抵抗が少ないので絶対的に飛距離が出る。またナブラを追い回している状況は、向かい風(アゲインスト)にも時としてなってしまいます。
だから飛距離が重要視され、さらに「着水音」が小さい方が、効果的な場合もあるのです。
完全に大型のイワシや例えばペンペンシイラ、サバなどがベイトになっている場合なら、シルエットがしっかりした着水音も気にならない様なプラグで誘う事が出来ますが、シラスなどを追う場合、これは捕食スタイルが全く違うのでとてもシビアな釣り(ゲームスタイル)になります。
こうした時、食み(ハミ)が出た場所にジグミノーをキャストしカーブフォールで10カウントほどフォールさせ、食わせを探る、そしてすぐにまたピックアップしてキャストをし直す、というスタイルが必要となってきます。
表層を常に意識した動かし方ならば、カツオ狙い、カーブフォールなどで落とし込んでいく探り方ならば、マグロ狙いと考え方を分けておくと状況でアクションの使い分けが出来るのではないでしょうか。
ジグミノー(アルモミス)をキャストし、カーブフォールで10カウント。その後、トゥイッチを入れながら回収し、またすぐにハミ方面に撃っていく。これを繰り返してみてはいかがでしょうか。
③カツオがサメとイワシにいるスタイル
「サメ付きナブラ」「サメ付き団子」と呼ばれるイワシがベイトとなる中心はイワシを捕食しながらサメが口を使い、さらにイワシはカツオ、マグロ類に表面まで追われてサメと一緒に付き、群れを大きく見せてマグロやカツオから身を守る習性時に見られる光景。
小生、大好きな状況でこの「サメ付きナブラ」「サメ付き団子」はヒット率が一番と言って良い程高い状況です。
先②にも書いたように表層を常に意識した動かし方ならば、カツオ狙い、カーブフォールなどで落とし込んでいく探り方ならば、マグロ狙いと考え方を分けておくと状況でアクションの使い分けが出来るのではないでしょうか。と伝えましたが、カツオの捕食はとても速いのが特徴。
マグロの捕食など、全く勝てません。それほど速い動きでベイト(特にイワシ)を追い回して補食しているので、それに合わせたルアー操作をしてやることで、カツオを釣り分けることが可能になります。
またこの際、サメが見えている時こそ勇気を振り絞り「サメ目掛けてルアーをキャスト」してやって下さい。
マグロ類はサメには逆らわず、サメが食い散らかすイワシが落ちて来る事を待って、少し深い層でナブラ「サメ付きナブラ」「サメ付き団子」に付いています。
小生、この場合、サメ目掛けてアルモミスなどのジグミノーをキャストし、15カウントほど落とし込んで(カーブフォールで)マグロを探ります。
ヒットしたら出来るだけナブラから離れる様にロッドワークが必要となりますが、モタモタせずに走らせるならその場から離す事を優先して走らせ、そしてその後は結構強引にファイトする様に意識します。
イワシを食っているサメも、ルアーにヒットしたマグロを狙って来ます。
「シャークアタック」でお腹がらサメに食べられた、場面は良く船上でみます。これだけは注意して下さい。
カツオは「サメ付きナブラ」から少し離れた場所でも補食しようと表層をグルグルと回っています。だからスピードを速めたルアーアクションで探る様にして下さい。
④ketiga53gはどのように使っていますか?
纏まらない食み(ハミ)の場合と、「サメ付きナブラ」や一般的な「鳥山」「潮目」などでカツオやマグロの気配がある場合は、クティガ53gを中層での操作意識をしてのリフト&フォール。
これは一般的にはメジ、マグロ類の狙いで表層をフックの小さなキラメキだけを残像に表す様なスピーディーな動きはカツオ狙いで探ります。
以前、駿河湾で大きなナガレモノ(流木)があり、それにシイラやカツオなどが付いていたので、ナガレモノ周辺を潜って撮影してみた事があります。
画像を見てもらうと分かる通り、表層には魚の気配は見えなくても、少し潜らせるだけで、いくらでも魚は付いています。
これを丁寧に探る事がクティガ53gの様なルアーに効果的であると言えます。
【ケイタン、漂流物が気になり、潜る!!】2010年12月投稿 https://youtu.be/nONR8J4NNJ4
※この動画は安全面を優先し、撮影しております。
こうした身体を張って水中を確認する行動は今も昔も変わっておらず、ストラクチャーに対して少し離れた位置で回遊しているのがお分かりになると思いますが、シイラがメインで映っていますが、この動画内のシイラをカツオやキメジに見立ててルアーカウント、操作をしてもらえると分かりやすいのではないでしょうか。
《あとがき》
今回、お客様からの質問を大きく分けて4項目あったのでこうして平松慶なりの戦術と見解を出してみました。
この内容が絶対だとは言い切れないですが、小生ならこう狙う‼️的内容に仕上がっていると思います。
何かの参考になれば、幸いです。