【1/6シリーズQ&A‼️質問がありました。】SPリール、ギア比使い分けを?

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【1/6シリーズQ&A‼️質問がありました。】スピニングリール、ハイギヤ、ローギヤどのように使い分けを?

昨年度にショップ様企画の講習会でお話させてもらった時に事前にいくつかの質問をいただいており、その質問内容に沿ってお話しさせてもらったのですが、日常生活でその質問と同様な事をよく聞かれるので今回6項目に分けて解説したいと思います。

あくまでもこれは平松慶主管での回答であり、どんな場面でも適合する訳ではありません事をご了承下さい。

小生のジギングスタイルは、基本スピニングタックルにてワンピッチ動作で魚を狙うスタイル。
スピニングタックルは、ジギングスタイルでも使用し、キャスティングスタイルではほぼ全般(一部ベイトタックルでのキャスティングスタイルもあるが)で投げる時はスピニングタックル、と代名詞的な存在である事は間違いない。

スピニングリールの特徴は、大きく分けて2つ。ひとつはドラグ性能の高さを重要視し、もうひとつはハンドル回転に対してのライン回収量の違い。

今回の項目は『スピニングリールのハイギア、ローギアの使い分け』であるので、後者の方をしっかりお伝えしていきたい。

《ハイギアとローギアとの使い分け》
投入した際のルアーをどの様に回収するか、回収ではなく演出するか、更に魚を掛けてから浮かす事をするか、の3つになる。

から解説すると、ルアーの投入とは、投げる、沈める、がこの場合当てはまる。投げたルアーを演出する際ゆっくり見せて丁寧なアクションがしたければ、ロッドワークとリールのハンドル回転スピードを緩めて操作する。

もし、早く次の投入がしたければ急いでルアーを回収し、再度ルアーの投入を図るがその際に早く巻けるハイギアなのか、巻きは軽いが巻き量が少なくたくさんハンドルを回転させなくてはならないローギアを選択するのか、を考えたい。

ルアーは「動かしてなんぼ‼️」よって、回収スピードを速くする。ルアーアクションは操作段階でスピードコントロールが可能なのでそこを優先しない。

ヒットしたらロッドのリフトで魚を浮かすのではなくリールの回転(回収率)で魚との距離を縮めるので、ハイギアの方がこの場合効率が良い。だからハイギアを使用する、ということになる。

★《一般的には》→ハイギアはキャスティング、ローギアはジギング

★《平松は》→ハイギヤでキャスティング、ジギング、ローギアは使用しない


(画像はイメージです。内容とは関係ありません)

●【なぜか?】

★キャスティング時のハイギア効果は上記にて記した通り。
ナブラ打ちであったり、ピックアップの速さ、またサーフェスでのやりとりが多くなるフィッシングスタイルである為、表層でヒットして魚の動きに合わせてある程度コントロールしてやる事が出来る。

★ジギングでのハイギア効果。
水深100mの根回りでジギングすると、ラインは最低でもポイントまでの水深よりも10%以上余分に出ている。
これは船(自分)とポイントとの角度。
潮にPEラインが抵抗を受けてスラッグを作り出している。…etc

ヒットさせる事がジギングの最も大切な事。「ジグを動かす」これをするために少しでもジグとロッドとの間に「アソビ」があっては、ショートバイトを拾いきれないのだ。
「アソビ」=「ラインスラッグ」

では、なぜハイギアがよいのか…という課題が次に出てくるが、これの答えは先ほど書いた通りファイトのスタイルにも関係してくる。

●魚とのファイト時はハイギアは巻くのが大変。(当然ですよね)魚が動いているのですから。
ここでロッドのリフティングでのファイトなのか、リーリングでの寄せ、なのかを問う。
リフティング(ロッドを持ち上げて魚を浮かす)で上げようするスタイルだと魚の動きを無視し、人間的行動(人間的主導権)で魚を上げようとする。

【魚は生きている】→動く。
魚の動きに合わせてロッドの少しの上下でアソビ(自身への)を作りラインを多く回収する。船の左右の揺れなども使いながら。ここでハイギアであれば、その効果が使えるのだ。

(画像はイメージです。内容とは関係ありません)
もちろん、200kgを越えるようなマグロ、カジキなどは対応が難しいのでこれに当てはまるか、とはなかなか言い切れないが、それでも350kg推定のブルーマーリンをジギングロッドで釣った時、この効果は実感していた。

船の左右の揺れだけでラインは回収出来る。魚の動きに合わせてロッドでやりとりするのではなく、ラインとドラグ、で寄せ、リールで1mmでも確実に回収する。
この経験がこうしたスタイルとなった。

ファイトするスタイルもロッドで浮かすのではなく、リールでラインの強度を信じて巻き続ける。これがハイギアのスタイルに合わせた解説となる。

次回、不定期に更新していきます。

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keitanhiramatsu