2023年秋に報告した《2024サクラマスリミテッドカラー》。
こちらを問屋様、小売店様へご紹介させてもらった際に嬉しいご意見を多数いただきました。
「ブリ狙いで使いたい」「青物に効くカラーだね」「ヒラマサ狙いで面白そう」「タチウオサイズはないの？」「サクラマスジギングでもっと軽いサイズが欲しい」…etc。
有難いお言葉はやる気と元気のエネルギーになりました。
このお声を問屋様担当者や各地域の小売店様スタッフからいただき、さっそく自身でもフィールドに持ち込みテスト。また日々お世話になっている近海船宿さんにも使っていただいたり、常連さんにも青物で使ってもらい、本格的にサイズ追加へと動き出せました。
厳しいエリアでの良型ワラサ釣果。遊漁船船長も絶賛。
自分自身もフィールドで今回の【S24カラー】で手答えを感じ、納得。地域小売店様からはすぐに「青物で販売したい」とサクラマスジギング対象外エリアからのご注文をいただけ、ほんと嬉しい限りです。
今回のリミテッドカラーの特徴
4色中3色はボディーベースのホログラムをアルミ箔に近いパターンに仕上げています（S24-2.3.4カラー）。
これはサクラマスジギングリミテッドカラーの紹介時にもお伝えしたのですが、フィッシュイーターが好む魚のウロコが発する色彩に対して人口製造物の中で最も近いのがアルミ箔だと言われています（下記参照）。
それらをヒントに生産性の高いホログラムの中でアルミ箔に近い発色が出来るアルミタイプのホログラムを厳選し使用。手に取ると鈍いアルミホイルと同様な発色がサクラマスだけでなく青物の反応もよくなってくれるのです。
これまでの経験からも、青物がシェル（アワビなど）シール以外の人口製造物で一番反応してくれたのがアルミ箔カラーだったので、見た目以上に釣れるカラーとして自信を持ってリリース出来るカラーに仕上がっています。
【サイズ展開】
●Gummy
130g.160g.200g.280g●Gummy fat
130g.160g.180g.200g.235g.250g●KEI-JIG
130g.150g.180g.235g● KEI-JIG SHARP
130g.150g.180g.200g.235g.260g
《カラーパターン》
No.S24-1:チャートオレンジ/ミラーグロー
No.S24-2:ブルーグリーン/アルミグロー
No.S24-3:パープルオレンジ/アルミグロー
No.S24-4:ピンクオレンジ/アルミグロー
カラー特徴として、トラウトゲームに長けたアングラーからの配色指示の基、寄せるメインボディーと、攻撃性威嚇（いかく）、フィッシュイーター（マス類）本能のイクラをイメージした暖色系を準備しました。カラー別コンセプトを簡単に解説します。
《カラー解説》
⭕️No.S24-1:チャートオレンジ/ミラーグロー
フロントとリアにド派手なイエローチャートを塗り、更にチャートを引き立てるオレンジで派手さをアピール。威嚇（いかく）を意識したカラー配色で、ボディーには魚へのアピールをあげるオーロラタイプのホログラムを使用。
⭕️No.S24-2:ブルーグリーン/アルミグロー
誰もが使いやすい定番的ブルーカラーを中心に、ブルーを支える様なグリーンでまとめてあります。これは、淡水トラウトゲームだけでなくオフショアゲームでもよく釣れるカラー配色。太陽光の高い位置でもしっかりとしたアピールが出来、必ず手にしたい1本です。
全体には、アルミ調ホログラムが貼られており、裏面はフロントとリアにグローをポイントで配色しています。
（裏面No.S24-2.3.4共通）
⭕️No.S24-3:パープルオレンジ/アルミグロー
ダントツで「タチウオカラーですね」の声をいただいており、今回もサクラマスLTD同様に継続。
これまで5年間、毎年サクラマスリミテッドカラーをリリースしてきて「外せない」と言うカラーがパープル。情けないのですが、釣れる根拠は実のところ、未確認。すみません。
しかし、同船者での釣果で「パープル」は必ずと言えるぶっちぎりパターンで釣果を伸ばしています。きっと、まだわからない「何か」がパープルには潜んでいるのでしょうね。
その結果からもあり、今回もパープル配色を外せませんでした。インパクトを付け、オレンジでパープルをアルミホロに馴染ませています。
（裏面No.S24-2.3.4共通）
⭕️No.S24-4:ピンクオレンジ/アルミグロー
「ピンク」はオフショアゲームで外せないカラー。また、北海道鮭ジギングでも効果大と地元テスターからのアドバイスをいただきました。
カラーイメージは「イクラ」を意識しました。暖色系は、鮭釣りでもルアーだけでなくフライにも歴史あるカラーパターンです。
エッグヤーンなどでは、ピンクや赤でマスを狙う時と、イエローやグリーンのチャートでアメマスを狙うなど、フライフィッシングには深い伝統もあります。
今回はそこをヒントに、暖色系の配色も組み合わせてみました。ついオフショアアングラー目線では、ブリが好みそうなカラーだなぁ、と思ってしまいます。（裏面No.S24-2.3.4共通）
★《No.S24-2.3.4共通裏面》
No.S24-1以外のボディーホログラムは、アルミカラーに最も近いホログラムを使用。
魚類が持つウロコの発色に人工物で一番近い発色をするのが「アルミ」だと言われております。
これは、私自身もサーフェスゲームによる実釣（バショウカジキ）にて数を釣り、カラー判断のテストを重ねた結果です。
バショウカジキ（セイルフィッシュ）は捕食するルアーを見つけると、まずビル（角）で確認します。その後、ターゲットから一度離れ、様子（外観）を伺います。再びビルで確認し、エサかどうかの判断をしながら最終的に口を使うのですが、ビルでルアーを叩き、最初に見切るのはオールペイントのルアー。
次に美しいホログラムのルアー。次にアルミホイルが貼られたルアー。最後まで興味を持ち続けるのがシェル（天然アワビ）が貼られているルアー、になります。セイルフィッシュはビルでベイトを威嚇し、その次までの動きでしっかりと獲物を見ています。完全にエサかどうかを確認しています。
セイルフィッシュをたくさん釣って来て学んだ例ですが、これがカラー選択にも活かしています。ご参考にしてもらえれば、幸いです。
【K-FLAT 2024年サクラマスジギングLTDカラー】今季はアルミホロがベースです。その理由とは。2023年11月10日更新https://kei-hiramatsu.com/2023/11/10/post-25905/
こうしたカラーパターンの解説を書いているうちに、ヒラマサやブリ、カンパチだけに限らずフィッシュイーターの捕食スタイルが他魚も合わせて重なってきました。
ロウニンアジも同じ捕食根拠を得ていますし、サワラなども共通します。
ただマダイやイサキなど、四季に応じて食性変化のある魚類は動物性捕食を求める時期のみに上記例が値する考えになります。
また《鮭ジギング》は北海道が中心となると思いますが、ヘビーウエイトをこのタイミングでご用意しました。
《鮭ジギング》と特別感を出しましたが、同じ配色になっており、潮流の速いエリアでの青物狙いにも抜群です。
近年では日本海側のブリジギング時など沈下速度が速く、引き心地が楽な【KEI-JIG SHARPシリーズ】へ脚光を浴び、今回のリミテッドカラーの提案をもらいました。
鮭ジギングだけでなく、ヘビーウエイト展開シリーズも是非楽しんで下さい。
尚、裏面のGummyとGummy fatは本来の「サクラマスジギングリミテッドバージョン」特有の逆目使用を継続しています。
スタートがサクラマスジギングリミテッドカラーでしたので、この辺りは変えずにそのままを通しております。ご理解の程よろしくお願いします。
サクラマスLTDカラーから始まった、今回の青物対応シリーズ。
思いもよらないところからお声をいただき、製品化に繋がりました。
ブリ、ヒラマサ、カンパチ、マグロにタチウオと日々当たり前に狙っているターゲットへの提案。K-FLATメタルジグを注目してくださり、アドバイスをもらえた事に感謝です。
地方からのこうした提案をしっかり受け止め、これからも誠意を込めて良品生産に努めていきたいと思っております。
昨日、お取引問屋様へ紹介書類とご注文者を配信させていただきました。小売店様には問屋様よりお知らせがあると思います。
ユーザー様は是非小売店様へお問合せ下されば、幸いです。
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