【⑦吐く息白い、寒過ぎ皐月道東行脚】5/25 道東ひとり旅。雨に泣く…。
この日は前夜から降り続いた雨で河川が濁り、知ってるエリアはどこもカフェオレリバーとなってしまっていた。
…これじゃあ釣りにはならないなぁ。悩んだのだが、どうする事も出来ない。
朝一番に川を見にいって納得した。…無理だ。神様がこんな日は休みなさいって言ってるんだ、と自分に言い聞かす。
午前中は部屋でパソコン業務に没頭する。メールの返信などは随時やっていたので溜まってはいないのだが、この『いいぶさ日記』とYouTubeは編集作業とかも重なるので大変。
溜めると厄介だし、更新し続けるのが大切だから、時間を作っては向き合う様にしているのだ。午前中、事務仕事で過ごす。風が出てきて、晴れ間がチラついたりしてきた。
そんなタイミングで加藤ちゃんから連絡が。「午後から動けるよ」と。職人仕事の加藤ちゃん。午前の雨で仕事にならず、午後からOFFに。
急遽夕方のワンチャンスに賭ける位で遠くの川を見に行こうとなり、昼イチで部屋を出発。車で1時間半ほど走る。まあまあの距離。いくつもの河川を通過しては水色をみるが、どこもカフェ・オ・レ…当然ですね。
それでも目的の川まで走ってみる。橋から河川を覗き込むと…‼️なんと濁りがない。なぜ？と思ってしまう程に濁りが無いのだ。ミラクルだ。
釣れる、釣れない、の前に「釣りが出来る」その喜びが大きい。
今日で北海道入りして5日目。毎日釣りをしており、滞在期間の11日全ての日に釣りをしてやろう、と決めていた。だから釣りが出来る事にまずは感謝なのだ。
水量もそれほど上がっていないと聞く。当然、私は初めて入る場所だから位置情報はLINEで把握しておく。
ミラクルはいくつか重なった。まずは、晴れてきた。虫がたくさん飛び出した。昨日、いや今朝までの寒さがない。魚の活性が上がってきた。他のアングラーもいない。
さっそく釣り開始。今回の目標はスプーンを使わない事。プラグ、で釣る。それもフローティングプラグで釣る。これを目標にしてきた。流れの澱み場所から打っていく。さっそくウグイがヒット笑。
加藤ちゃんもアメマス、ウグイを連発する。ただ、こんな時、どうやってニジマスを選んで狙うか。それが知りたかった。
加藤ちゃんに聞いてみると、まだまだ水温が低いから、ボトムにへばりついてるはず。目の前にプラグを置いてやらないと口を使ってくれないよ。…そう教えてくれた。
フローティングプラグなら着水したらすぐにリップで流心を掴み、潜っている状態でゆっくり層をキープしながら探りを入れる。シンキングプラグなら着水したらボトムを取り、プラグを転がす様な動きで巻かない狙い方を提唱された。
「そだね〜」と少し古いが返答すると、見事な愛想笑い（笑）
「そだね」が突然出るのは、もう古過ぎ。連発する私を恥ずかしそうに加藤ちゃんは困っていた。
澱み、流心、どちらもしっかり狙ったが、私の技量は足らず、でアメマスとウグイばっか。でもこうして午後から釣りが出来た事に感謝だし、新しいポイントも自分なりに把握出来たので良かったと思う。
夕方は虫だらけ。顔の周りが虫、虫、虫…。
「オーストラリアか⁉️」とひとりツッコミ、「そだね」とひとりボケる私を完全無視して本日の釣りは終了となった。
翌日の予報は晴れ。大気の不安定さはあるが、近場の川に濁りが収まってくれるのを期待するばかりだ。つづく
