【エイ出版社『遠征ガイドブック』】ソルトワールド別冊にて発売中。
旅を楽しみながら、釣りを満喫したい。そんな話しを「エイ出版社 ソルトワールド編集部」の大本編集長と、とあるホルモン屋でずいぶんと前に飲みながら、話していた。「国内、海外へと旅をする術のムックを作りたいんですよね」大本編集長が細い目をキラリとさせながら言う言葉に「ふむふむ、ふむ。そうだ、そうだ」と小生が持ち上げる。「こんな旅本をこんな雰囲気で、こんな具合に」「ふむ、ふむ、ふむ。」ホルモン屋では終わらず、立ち飲みやでも小生「ふむ、ふむふむ。」を続ける。あの夜を思い出す。
大本編集長が企画を立てると迄は実のところ聞いていた。
しかし、ムック本ともなると構成や内容を絞り上げ、どの層に読んでもらえるか、を凄く気にされていたのをしっかり覚えている。発行部数や広告なども計算しなくてはならない。
「ムックを発行するのって、本当大変だよな…」独り言で思っていた。それが会社で企画が通り、原稿をお願いします‼️と連絡があったのが2016年も終わりに近い、とっても寒い夕方であった。
『平松さんには、得意なインドネシア、それに旅でのQ&Aを書いてもらいます』と。
遠征本、旅本の面白さって、どんな内容だろうか。小生、この旅遠征ムックにとても興味があったし、協力したかったので、それなりに無い知恵をしぼって原稿を入稿。
ちょうど、1月下旬の横浜フィッシングショー時に大本編集長とお会いし、小生が予定していた翌日からのインドネシアの旅で「こんな画像が欲しい」「パッキンの術を意識して欲しい」等々の課題も頂いていたので、それに合わせて写真を撮影したり、構想を頭に描く様にしての旅であった。
ただ、いつもと同じインドネシアの旅行程だったので、同行者にそれとなく聞いてみたのだが…
「平松さんの行動全てが、読者は知りたいのではないでしょうか…。」と見事に抽象的意見であり、肩すかしを食らい「ふむふむ、ごもっともで」と感心してしまう小生。しかし、それでは面白くない。
釣行内容などはスケジュール通りに書くとして、他の依頼されていた「コラムページ」で、旅先のことをしっかり書く様にしてみた。
「釣具以外にもこんなものを持って行きます」。
平松流“海外遠征をより快適にするグッズ”
遠征の持ちモノというと、絶対に忘れてはいけないのが釣具。これは言うまでもない。
では、釣具以外であると重宝するものとはなんだろう?
場数を踏むことでしか分からない経験者ならではのアドバイスを平松慶さんに聞いてみた。
こんな題でコラム式に原稿を書かせて頂きました。
平松流必需品①ランニングシューズ
平松流必需品②リップクリーム
平松流必需品③水中メガネ(ゴーグル)
大きく分けて、この3課題に付いて、小生が普段釣行時に必ず持参していて、「なぜ、必要なのか」を書いております。
小生と旅をした事のある方なら、これよくわかると思いますが、知らない方の方が大半ですよね。是非、その辺りを興味深く読んでもらえると嬉しいです。
また、パッキン術の画像も多く使ってもらいました。
主にパタゴニア社の「ブラックホール キューブ」を使用し、釣具、衣類、などをどの様に詰めてコンパクト性を図るか、そしてパッキンしてもいかに分かり易くなっているか、などは写真を見て一目瞭然になるような紹介をしてもらっております。
リップクリームの項目は、これ本当のお話しなんですよ。
お尻の穴って、本当に敏感。日常生活で、そんなに香辛料の強いものを食べ慣れていないと、余計にお尻の穴が排便後にツラくなる。このツラさが、どうしても嫌で嫌で(笑)
また、ウォシュレットも近代ホテルでない限り、部屋にも設置されておらず、遭遇出来た際はもう、神にすがる思いで「シュー」っとバリ島で洗浄した思い出もあります。
何年か前、他の釣りツアーでバリ島に来ていた日本人アングラーと夜一緒にお酒を飲む機会があり、やっぱりそんな「尻の話し」になり、爆笑したことがあった。
「平松さん、私はペットボトルに水を入れて、洗いましたよ。でも、うまくお尻の穴に水が当たらないんですよねっ」なんて話しをしながら、辛いインドネシア料理を食べてた覚えがあり(笑)
過去40回を超えるインドネシアの旅で、今だそこだけが小生もツラく、気をつけている部分です。
《※読んだ方にしかわからないと思いますが…》
まあ、そんな内容を後方ページのコラム欄でカラー2ページで書いておりますので、良ければ読んで下さいね。
旅先での体調管理として、ランニングは欠かさずに行い、ほぼリゾートホテルであれば、プールも完備されているので釣行後に衣類の洗濯を絡めた“水浴び”や日焼けにより火照った身体の“アイシング術”にもふれております。
ただひたすらプールで泳ぐのではなく、魚や汗を真水でまず流して、部屋のシャワーでしっかりと洗う。
日焼けもプールで焼けた部分を落ち着かせると、翌日も比較的楽になる。そんな事を伝えてあります。
今回の【ルアーフィッシング遠征ガイド】は、強烈なキャンプや秘境での釣り遠征、ではなく、比較的穏やかな内容の遠征ムックに仕上がっております。
ベテランアングラーの方々が、初心者〜中級者に分かり易い様に、また何かのヒントが掴める様な内容ですから、小生も読んでいて楽しかったです。
国内、海外への遠征スタイルをヒロム君やメロン屋さんがレクチャーしてくれたり、読みどころ満載な一冊です。
このページをめくったら、きっと旅に行きたくなるはずです。そうなることが、一番の楽しむであり、希望かなぁ。