【6.雪虫到来‼️道東飽きない、商い行脚】屈斜路湖で紅いアーチをくぐり抜け。
「平松さん、チップ釣りに行きましょう」昨夜ノリさんが連れて行って下さった美味いもん屋で同席の加藤ちゃんが言ってくれた。屈斜路湖でヒメマス釣りなのだ。
あの赤く婚姻色に染まる様相は写真でしか見た事が無いのだが、それが実際狙うことが出来るチャンスが来たのだ。
釣りって絶対にひとりでは成立しない、ヒトとの繋がりで成し得るものだと私は思っており、繋がりを大切にしている。
昨夜言われたチップ釣り（ヒメマスの事を北海道ではチップと言うんですね。学びました）を楽しむ事になりました。北見市内の朝は雨。河川は濁りが入り始め、止水域の選択は間違いなかった。
バックウォーター様から借りた三菱デリカ、やたら運転しやすいからお気に入り。北海道生活時は遠慮なくお借りさせてもらいます（笑）
長男が産まれた頃、当時デリカに乗っていましたが、まあ20数年も経っているんですから、車だって進化しますよね。進化を感じながらのドライブ。
いつかは猿払とかでイトウなんかも狙いに行きたいし、ね。そんな夢も持っています（笑）取り敢えず今回は屈斜路湖。
ここは先月も入った湖ですが湖を狙うのは初めて。湖畔に到着し、湖沿いに車を走らせる。
湖のヒメマスは産卵遡上の為に河川流れ込み回りに集まっている。いくつかある流れ込みを目視しては、ポイントを選択する。
加藤ちゃんが「やりましょう」と見つけてくれたポイントは湖畔に入ってから30分位探したかなぁ。広い湖で魚が集まる場所を見極めるのは大変。私の様な完全素人への配慮に感謝である。
ポイントが決まったら、さあスタート準備。ウェーダーを穿き、ダウンを着て真冬仕様で完了。
セイコーマートで購入したカップ麺は今日のランチ。湖畔で食べましょうとなり、それも楽しみのひとつに。
でもまずはヒメマス、それも紅い尾の婚姻色が出ている雄を釣りたい。背中がグワっと盛り上がったセッパリ野郎‼️を釣りたいのだ。最初に簡単な釣り方をあり程度教わり、さあスタートだ。
流れ込み回りに立つ。時々、水面に魚の気配が感じられるのでそちらに向けてルアーをキャスト。水深もわからなければ、リトリーブのパターンなんかも手探りでやるしか無い。だって初めてなんだから（笑）
全てがトラウトゲームは初めてなのが、もしかしたら私が感じてる面白みかもしれない。
「釣り方」はあくまでも教科書、手引書であり、その通りは基本的な事。それを軸にして狙う魚の行動を察知し魚の様子を考えたりする事でルアーアクションも変わってくるだろう、と言うのが私の自論。
まずは魚の動きをみる。たまに雄メスペアになったヒメマスが目視出来る位置まで泳いでくるのでルアーを投げてみて誘ってみると…。あらっこりゃ捕食性行動じゃないなっ‼️すぐに気付く。
「いわゆる目の前に通過するモノを省く」行動でも無い。「自分のテリトリーに入ってきたモノへの威嚇」とも感じ取れない。であれば…ルアーを何度かペアリングしているヒメマスちゃんに投げてやり、色々な見せ方をしてやると、反応するひとつのパターンが見えてきた。
「これだなっ」この日通用する？通用させたい？アクションパターンが見えたので広く探る意味でルアーを遠投する。そして魚の層に合わせて見つけ出したアクションをすると、なんとかなりの高確率でヒットが得られるではないか⁉️
最初、私はかなりヒメマス釣りに苦戦した。釣れてもバレ、何度も何度もバラし、確実に口を使わせるテクニックが無かったのだ。しかし、魚のその様子を把握し、目視で得たアプローチが出来たからこそ、その後の釣果に繋がったのだ。
気付けば、ブッチギリでガッツリ口に掛けてやる釣果で最終まで持ち込めた。相当数、楽しませてもらいました。
後半の追い上げにはみんな褒めてくれるほど。私はこうした「釣る為の何か」を見つけ出すのが大好きであり、これはメタルジグと言う、水中深くにあるモノへ動きを伝え、狙いたい魚との距離感を縮める事を徹底してトレーニングしてきた。
ミノープラグはボディーに動きを付けるリップがあり、ルアー自体の形状で魚を引きつける事が出来る。しかし、メタルジグは金属製であり、動きを伝えなければ、沈んでゴミとなる。
死んだモノへの興味に魚は当然無くなり、動きのないメタルジグはただの異物に過ぎないのだ。
今回のヒメマス釣り、これまでメタルジグで魚を寄せていた難しさが強烈に効いた一日ゲームでありました。
自身YouTube番組は更新が遅れまくっていますが、このキモを番組内で伝えようと思っております。気になる方は、番組登録をお願い致します。
こうして屈斜路湖のヒメマス釣り。メタルジグゲームをやって来たから見えた効果に大満足。しかし…。
翌日は、更なるメタルジグ効果が北海道の河川で起きたのです。こりゃ、かなり満足のネタになるはずです。今さっき、撮り溜めたムービーをMacBook Airに写し込みました。
編集作業…まだまだ先になりそうですが、今回のヒメマスゲーム編、そして翌日のアメマス編、どちらも内容濃く編集するつもりですので、お楽しみにして下さいね。
