レポート【メタルジグ操作論】日本海 石川の海域にて12kgヒラマサのサーフェスジギング。
日本海側のシャローエリアにおけるヒラマサジギングはボトムからのバーチカルな探りだけでなく、縦と横との十字を描いた探り方を早くから取り入れて狙うスタイルが確立されていました。
私もこの十字の狙い方は好きで時に使ったりしていますが、今回はローカルアングラーからのリアルなレポートをいただきました。
素晴らしい報告でたくさんの方々に読んで頂きたく、ここでお伝えさせていただきます。
●石川県金沢市在住 能村政輝様からのレポートです
平松さん、こんにちは。報告遅くなりました。
先日、シャローエリアにてジギングにチャレンジしてきまして、ヒラマサの釣果がありましたので報告します。
《釣果》
◯ヒラマサ 12kg 水深25m
ガミーfat160g(ブルーB.Gドット/ウロコホロ)
◯ヒラマサ 4kg 水深14m
ガミーfat160g (シルバー)
◯他、キジハタ今回、釣果とあわせて当日の釣行の様子もレポートしておきたいと思います。K-FLATユーザーの方に何か参考になれば幸いです。
まずはじめに、フィールドについてですが、石川県の珠洲市の狼煙沖になります。石川県の最北端の位置になります。石川県のオフショアのヒラマサ、ブリと言えば輪島が有名ですが、今回の珠洲市の沖全体も過去の釣果からみると大型のヒラマサ、ブリの生息しているエリアです。
今回の釣行も狼煙漁港よりキャスティング便に同船させて頂き、船はドテラ流し、釣り座は払い側にてのシャローエリアでのジギングになります。ジグの選択においては、当日は活性の低い日が続いているという事と、潮の具合も緩いと感じましたので、使用するジグはゆっくりとした動きが良いのではと判断しました。そこで、今回はゆっくりの操作でも、より波動のアピールやホバーリングの効果を出して使いたいと思ったので、K-FLATジグの中で水噛み面積が大きいガミーfatを主に選択してみました。
使い方は、まずジグを遠投し、そしてロッドでの操作はテップのみで操作する感じにとどめ、主にリーリングでの操作にする感じにしました。ジグをシャクるのではなくスイミングさせる感じです。
2、3回操作したのち、ホバーリングを入れますが、ホバーリングの操作は、ロッドワークを使ってホバーリングを入れるのではなく、ジャークのリズムを止めただけの感じにしました。
シャローで水圧が弱いので、連続したジャークで動いて来たジグの惰性と、ジャークを止めてもドテラ流しで船がジグを引く分で、ガミーfatでは充分にホバーリング的な間が出来ていたと思います。ジグウェイトに関しては、160gをメインに使いました。ボトム付近をトレースしたかったので、130gだとジグが軽い分浮き上がりやすさを感じました。手元に伝わる引き抵抗具合が丁度良く、レンジコントロールがしやすいウェイトが160gでした。
この様な感じで、ガミーfatにて、ベイトがユラユラユ〜ラとナチュラルに泳いでいる様子を演出して見たところ、今回はこのパターンで、12kgと4kgのヒラマサをヒットする事が出来ました。
また、他魚種では、ガミーfatにてインパクトを入れてジャークやホバーリングを入れた使い方や、ケイジグやSケープをつかうと根魚のキジハタがヒットしました。
以上が私なりの使い方になりますが、今回のヒラマサをヒットしましたレポートになります。
また大型のヒラマサ目指してチャレンジしたいと思います。石川県金沢市在住 能村政輝様からのレポートでした。
能村さんは私が北陸エリアでのイベント時には毎度顔を出して下さり、近況報告をして下さってきた古くからお付き合いのあるアングラーです。
物静かな方ですが、釣りへ向き合う姿勢は緻密でありダイナミックな展開もするベテランアングラー。ケイタンジグ時代から私の提案してきたメタルジグを愛用して下さっており、有難い事以上に北陸エリアで結果を常に出してくださっている方です。
ガミーfat の潮とジグ形状との関係を上手く使い結果に結びつけていく事が素晴らしいですし、私もあらためてレポートから学ばせていただきました。
シャローエリア(水深25m)で掛けたヒラマサ12kgは相当ハラハラされたでしょうし、キャッチしたテクニックはファイト技術が卓越されてなければ、成し得なかった事だと思います。
ジギングに於いてヒラマサを狙う際、一番テクニックに関係があるのは「水深」です。
バーチカルで狙う際に水深があるエリアでヒラマサを掛けた場合とシャローエリアでのやり取りは幾つかの注意点が発生します。
バーチカル位置でのやり取り(ファイト)は掛けたヒラマサと船までの距離があり、そこにはウォータープレッシャーもあります。
ヒラマサは潮上前方や下方に頭を向けて動く事でウォータープレッシャーやロッドテンション、ドラグ力もヒラマサ側にかかり、負荷となって魚の行動を抑えつける事になります。
これに対しシャローエリアでは下方に走る事には限界があり、それ以上はストラクチャーやヒラマサ自体のテリトリーに戻ろうとする行動を起こします。
この時点でアングラーが体感するのはバーチカルでのヒットに比べ、斜め引きでヒットさせシャローエリアでのファイトはヒラマサからの動きもダイレクト。
ヒラマサの暴れ回る動きを阻止しようにも水深がないため出来なく斜めに走らせる事での根に擦られるリスクも発生しロッドワークだけでなく上腕を使わなくてはなりません。いわゆる「腕もロッド化する」動きが必要になってきます。
バーチカルである程度の水深があれば、ウォータープレッシャーも重なり動き(暴れ)への圧力にもなりますが、シャローエリアはそうはいかないのです。
水深10m前後でメタルジグによる「サーフェスジギング」を展開していた時などはまさにヒラマサのパワーをダイレクトにアングラーが受け、そのスリリングなゲーム展開に悩みながらも確立してきた思い出があります。
今回の能村さんからのレポートを拝見し、わかりやすく状況とアングラー側の探りを報告してもらえ、どれだけ12kgのヒラマサキャッチが素晴らしい事かを実感させてもらいました。
走るヒラマサがどの位置にフッキングしているのか。どの角度に向かって走っているのか。頭を振った際に感じるジグの位置などもシャローエリアでのファイトならば、よりリアルにアングラーへ伝わりキャッチまでの難しさが在します。
掛ける前の「探り」。掛けてからの「受け」。寄せる時の「攻め」。この3つの要素を理解しているからキャッチ出来たのだと思います。
能村政輝さん、レポート有難うございました。そして、これを読んで下さっているヒラマサフリークの方、意味の重さがきっと伝わっていると思います。有難うございました。





