【パタゴニアブラックホールキューブ】この使い方ベスト。ベルト装着。

日常使うバッグとして、これまで『アトムスリング』を使い続けてきた。
胸から袈裟掛けの様にして身体の一部かの如く身に付け財布やiPhoneなどを持ち歩いてきた。ブラックのヤラれ感満載な小生のアトムスリングは何度パタゴニア・リペアセンターに入院したのだろうか。

手持ちのレッドとブラックのふたつを使い分けながら今なお現役で使用しているアトムスリング。

しかし、入院中に出会った新生『ブラックホール・キューブ』スモールサイズのキュートな姿と張りのある若々しいボディ生地、はち切れんばかりの瑞々しさが気に入ってしまい、入院疲れで帰ってきた相棒「アトムスリング」を身体に巻きつけるのではなく、若くて張りのある『ブラックホール・キューブスモールサイズ』に現（ウツツ）を抜かす…いや只今ゾッコン中なわけであるのだ。

『可愛いですね、ステキな使い方されてますね』『オシャレです‼️そのアイデアいただき‼️』『センス良い使い方されてますね。』
…などなど、ブラックホール・キューブを連れまわす度に声を掛けられ、褒められるのが嬉しく、そして愛おしくもあったのだ。

そんな矢先…
「父さん。私にもキューブひとつ欲しいんだけど…」本妻がついに口を開いた。『このアトムスリング、気に入ってるんだけど、父さんが持ってるそれ、ピンクはないの❓』色指定までして心の中に押し込んで我慢していた事を発したのだ。

※画像をクリックして頂ければ、より細かな解説があり、そちらでもご購入が可能です。
パタゴニア公式サイトブラックホール・キューブ（スモール） Arrow Red

実はピンク色の『ブラックホール・キューブスモールサイズ』に肩掛けコードまで付けたものを早い段階で女房にプレゼントしていた。
しかし大阪から長男が帰省した際、女房のキュートでナイスな『ブラックホール・キューブスモールサイズ』ピンクをみて『これ、借りるね』とさっさと大阪に持ち帰ってしまったのだ。

女房いわく『大好きな長男に言われたんだから、仕方ないよ…。新しいのを作って』的思考を小生にぶつけて来て…ならば仕方あるまい。

ただちょい待て。
ナイスでグッドでプリティーな肩掛けコードを拵えてやる‼️と話になったのである。

母親が想うオトコ子供への熱愛は鍋の水を沸騰させる程度の熱さではない。情が心から込められており、惚れた晴れたで、くっ付いた程度のレベルじゃないのだ。
子宮で感じ、母胎全てを尽くしてでも守りきるのが母親の愛情。この愛情と闘っても地球が滅亡してでも勝てっこない。
素直に従う事にしたのであった。

最初、手芸屋さんへ出掛けた。
小生の構想は、肩掛けコードは出来るだけシンプルに。しかし、少々のアウトドア雰囲気は出しておきたい。ゴリゴリなキャンパーチックは避けたい…その程度だ。

初期に作ったのは90年代のパタゴニアバッグからパーツ抜きをして肩掛けコードを作った。

『パタゴニア』ロゴまでコードに縫われており、わかる人は「あっ、あの頃のバッグの、あの部分のパーツですね」まで答えてくれる。
※旧いバッグからパーツを抜いて作ったもの。小生所有物。
ただ、そんな古いバッグパーツも今となればそれほど入手しやすい訳じゃない。だからザックに使用するコードを使用し、シンプルな作りにしよう、と決めていたのだ。

しかし手芸屋さんは、やっぱり手芸屋さん。「これだよ、コレ‼️」が見つからないのだ。

それならば、と古巣職場のアウトドアショップに行って探索する。だが、例えば20mm幅のコードは有っても、20mm幅ピッタリのHコード止めや小さなスナップが無い。コレじゃあ全くアカンやん。

少々の怒りと苛立ちをグッと噛みしめ、黙って店を出る。

『次のアウトドアショップに行かないとダメなんだな…』出来るならば古巣職場で購入したかった思いを他所に、他店へと向かったのだ。

そこには、小生が期待と希望と夢をMIXした思いのパーツ品がどれも揃っていた。

『これだよ、こうじゃなくちゃ。店の良さはこうした際場の詰めだよな』と口にしてしかし自分の店の様子を思うとそれ以上は言えない、と恥ながらの帰宅であった。

そのままパーツをバラし、肩掛けコードを組んでみる。市販されていたコードの色もバッグを強調させてコードが目立たないシャレた色合いに満足。

コードの長さもHコード止めパーツで長さを程よく調整出来る。完成だ。（※パタゴニアのロゴは入りません）

『お父さん。これ、Goldicのお客さんに販売してあげたら？絶対に探してたり、パーツなんかに悩んでる方が居るんじゃない？』
女房から予想を超えた優しいお言葉。小生が肩掛けコードを組んでいる際、長男にLINEし持ち帰ったピンク色のブラックホール・キューブを返してもらう事にしたようだ。