【故郷で原点回帰】那覇の空気が張り詰めた気持ちを穏やかにしてくれた。
爆音でアメリカの戦闘機が上空を通過して電話口からの言葉が聞き取れない。
「あいっ!ケイちゃん、出て左で待っててよ」大親友のBobこと石川幸次君が那覇空港ANAターミナルに迎えに来てくれる事になっていた。
厚く低い鉛色の雲は爆音だけが何度も響き、それまでの那覇生活時よりもアメリカ事情は緊迫しているかにも思えた。
そんな梅雨空を見上げていたら、Bobさん登場。
「はいさい。お帰り‼️」早く車に乗れ!と言わんばかりにパタゴニアの大きなバッグをヒョイと持ち上げ、普段は配達で使っているワンボックスの軽自動車荷台に詰め込んだ。
松山の工場までは海中トンネルを抜けて直ぐ。
工場はAKBの総選挙用準備でバタバタしており、前島宅まで直行となった。1階のユニオン(スーパーマーケット)でさんぴん茶とポカリスエットの大きなペットボトルを購入しておく。これ、那覇に戻って来たら必ず用意しておくスタイル。
ナゼだと説明すると、夜は毎回しっかりアルコールを飲む。
まあほぼビールから始まり、シマ〜(泡盛)となる。シマ〜が始まるとなかなか他の酒に変えることが難しく、結局のところ小生もシマ〜となり、いつしか記憶が遠くなる事が多々あるのだ。
だから飲んで帰って来たら寝る前にしっかりポカリスエットを飲み、ベッドの横には常温のさんぴん茶を置いて、オシッコで起きたり、暑さで起きたりした際にグビグビと喉を鳴らせてさんぴん茶を飲み、また眠る。
朝から重たい頭をスッキリさせる為に脱水症状に近い身体にポカリスエットを注入して出来る限り正気に無理矢理戻す、と言うスタイルに必要なこの2種類の飲料水なのだ。
今夜も車中でBobさんと飲みの話が決まり、更に翌日は早朝釣りも無いのである程度気ままな時間で起きられるのでしっかり準備をしておいたのだ(笑)
Bobさんと小生はまずは安里周辺で呑む事にした。
ぜんざいの富士家メンバーが独立してお店を出しており、お祝いに駆けつけたかったのだ。【B級酒場 フリムン】匠クンとタクヤクンが中に入ると『お帰りなさい〜』と変わらぬ声で迎えてくれた。
この日はシマ〜ではなく『慶さんは、いつも焼酎の炭酸割りでしたよね、準備します』とまあ見事に出鼻を挫かれた、いやいや、嬉しい毎度の優しい対応に初めて顔を出すのに何とも居心地の良さを感じるスタートとなったのでした。
ダイビング先生のサッチンも合流し、「アリッ!乾杯‼️」になる。
ワイワイガヤガヤ、ギャーギャーキャンキャン散々叫び笑いさせてもらい、この夜はお開きに。
帰りのタクシーで「一件行こう‼️」いつものパターンはやはり変わりなく、サーファー陽子のお店へと向かう。
【Cafe lab】
記憶だと桜坂近くだったと思うが、まあキッチリ千鳥足が出来上がっており、適当な記憶になっている。
陽子のお店に入ると、自身が埋まってしまう位のソファーがあり、そこに座ってしまって最後…。
Facebookでアップされた小生、見事にソファーで背中を丸めて靴をきちんと脱いで眠っている姿。いつ撮られたのだろう…。
そんな故郷帰郷初日の夜にでありました。
翌朝は、ユニオンで大きなペットボトルのさんぴん茶とポカリスエットを追加したのは当然のコトであります笑。
続く